Music 5th ページ7
「順番的に、次は真澄だけど…やる気がないみたいだから、先に俺が。
俺は茅ヶ崎至。まさか、あの神曲の作曲、編曲者に会えるとは…とても光栄だよ」
「絶対、ゲームオタクだよね」
「あ、バレた?」
だって、私の作曲してるゲームって、結構マイナーなやつだもん。
いたる…さん? はゲーマーっと。
「いたる…さんの言ってるゲームがどれかはわかんないけど、主題歌とか言ってたから…。普通そこまで確認しないし」
「あ、みんなを呼ぶみたいに至に兄でいいよー。
だって、あんな神曲作る人とか気になるじゃん。あ、もし、プレイしてるんだったら、フレンドなろー」
「ごめん。やってない」
きっぱり言うと、少しショボーンとしたいたる兄。何気に可愛かった。
そのことを伝えると、Aの方が可愛いよって肩を震わせて言ってたから、多分、笑いをこらえてたんだと思う。
「ワタシはシトロンネ! よろしくヨ!」
ちょっと食い気味にきた、シトロン? さん。
グイッと来るあたり、いろんなお姉さんを誘惑してきたんだなぁと察する。
「シトロンさんは、日本人じゃないみたいだね。どこから来たの?」
単純な疑問を投げかけてみると、困ったように眉をひそめ、
「オー、それはみつゆヨ…」
「!?」
とんでもないことを口にした。
密輸…!?
出身国密輸ってなに…!??
「多分、秘密」
「それヨそれ」
「あー」
ナイスいたる兄。
出身国は秘密か…謎深い。
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