俺の後輩がゲーマーなようで (ページ37)

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三十三話ページ37

Aside

｢一成さ、女装とか似合いそう。整った顔立ちしてるし｣レモンティーを飲みつつ、そう言ってみる

｢しないよ！？身長的に男ってバレるし。Aは男装しないの？｣と一成に聞かれて

｢2年生の時に文化祭で、演劇やったときに男装王子様したくらいかな｣答えると

｢したことあるんだー、Aは男装してても可愛いと思うけど！そろそろ移動する？｣と一成が聞いてきて

｢あ、じゃあお散歩でもしましょ！｣そう言い、お会計をしカフェを出た

数時間後
｢あ、俺そろそろ稽古行かなきゃー…!!A、女の子なんだから真っ直ぐ帰らなきゃダメだよ？｣一成にそう言われ、真っ直ぐ帰るつもりが……

｢君可愛い。俺らとどっか行かない？｣知らない人にナンパされました

｢A！ごめんね、お兄ちゃんが目離した隙に迷子になると思ってなくてー。俺の妹の知り合いじゃないよね？帰ろっ、A｣救世主･たるち

至さんはゲームでも現実でも助けてくれて、いつだって優しいお兄ちゃんみたいだ……

｢至お兄ちゃん、どうしてここに？｣と聞いてみたが

｢あー、ただ通りかかった。送るよ｣としか言ってくれただけで本当に通りかかっただけなのかは教えてくれなかった