青い監獄のボディーガード

落とされる人間 ページ5

叶野Seed
絵心さんと共にモニター室へ戻って来ると、入寮テストがすぐに始まった。

叶(へー成る程。この部屋もサッカーで言うペナルティエリア(P.A)と同じサイズ、この制限時間136秒っていうのも1人のプレイヤー画ボールを触れる平均時間か。)

叶「よく考えられているんですね。」

絵・帝『！？』

叶「だって、このコートはペナルティエリア(P.A)と同じサイズで、136秒もプレイヤーがボールを触れる平均時間と同じになってますよね。
逃げる側に要求されるのは、
対人感覚・駆け引き・ポジショニング
追うオニに要求されるのは、
ドリブル制度やキックのクオリティ……
凄くいい入寮テストだと思います。」


NOSeed
絵(コイツ…!!)
絵「おい、お前ならそうだな…」
(1番予想が簡単そうに〈見える〉のは【チームＺ】だな。)
　［チームＺの中でだれを落とす？]

叶「…私は吉良涼介ですかね！彼、多分一番自分が上手いって思い込みが強すぎて他の人を見下しているので。」
と詩乃が答えた。

その解答に絵心は首を傾げた。
絵「それが何に関係するんだ？」

彼女はモニターを真っ直ぐに見つめながら答えた。

叶「私、思うんです。自分の力を過信して、人を見下す人以上に思考を操りやすい人って居ないんじゃぁないかってだから私は、吉良涼介が
落とされると思いますよ。

そう、彼女は落とすではなく、落ちると言った。その直後だったーーー
流れが変わり、その数十秒後に彼 『吉良涼介』は失格となった。



絵「…詩乃ちゃんＺチームに行ってきてくれる？」
理由は絵心は言わなかったが彼女、詩乃は察したのか
叶「はい。しっかりボディガードして来ます。」と言い、その後絵心に向かって微笑んでＺチームへと向かって行った。

ボディーガード、Ｚチームへ行く。→←・

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