青い監獄のボディーガード (ページ33)

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絵(案外、何も言わなかったな…)
絵「そういうことだ。礼儀正しくしとけ、じゃあ話も終わったから帰ってね詩乃ちゃん。」

と自分が呼び出したのにこの男、エゴイストすぎる。

叶(これはエゴイスト、というよりもただ理不尽に言われてるだけなんだが……ﾊｯもしかしてこれがパワハラ…なのか！)←あってないこともない。

と疑問が生まれたが大人しく詩乃は帰っていったーーーーーー

糸師冴Seed

何故だか、俺は絵心甚八という頭イカレ野郎にボディーガード、しかも女の叶野詩乃とかいう奴の家庭教師になって、サッカーを教えて欲しいと言われた。

冴「は？なんで俺がそんな面倒なの引き受けなきゃなんねーんだよ。」
流石、自己中な弟の兄。弟をも上回る自己中ぶりだ。

マネ「ちょっ！冴ちゃん！」
とその対応にマネージャーは慌てるが、全く冴はそれを気にしない。

絵「お前が教えようとしているやつは元々、超特殊な環境で育っていてな。どの能力も常人の範囲を逸脱している、それにお前の弟もそいつにご執心中ーだからな、」
とあの【日本の至宝】に怯えもせず告げる。

冴「あの愚弟に興味など無い。

　 ……つまらなそうな奴だったらすぐ帰る。」

絵「そりゃ助かる。ありがたいな。」

マネ「ほっ、ホントにやるの？冴ちゃん。」
とマジか見たいな唖然とした顔で冴にマネージャーは聞く。

冴「あぁ。それよりもさっさと案内しろクソメガネ。」

絵「はいはい、天才様。」

冴「ふん。」

その頃、マネージャーは大変胃痛がしていたーーー

(詩乃の扉の前)
絵「おい、家庭教師を連れて来た、入るぞ。」
とノックもせずに開ける。

叶「流石にノックくらいしてくださいよ…」
と呆れる詩乃。

冴「おい、メガネそいつか？」
絵「あぁ。」

叶「はい、私が此処のボディーガードの叶野詩乃と申します。」
とペコリと丁寧な挨拶をする。

冴「ふーん…ヒョロそうな女。ホントに戦えんのかよお前。」
と最初から傍若無人な対応…煽り散らかしている。

叶「はい。皆さんのことは私が責任を持ってお護り致します。家庭教師の件引き受けて頂き、ありがとう御座います、よろしくお願いします糸師さん。」
とその冴の対応に不満の顔１つ見せずに作り笑顔で対応する。

冴「ふん、少しはマシなのかもな。つまらんねぇ奴だったらすぐ帰る。」

そこからだった冴のスパルタ教育が始まるのは…

皆さんからのアンケで糸師冴多かったので今回は糸師冴と絡ませていきます！