青い監獄のボディーガード (ページ22)

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烏「乙夜！この阿呆ボディーガードにんな嘘教えんな！これ以上このボディーガードが阿呆になったらどうすんねん！それとお前、本気で言ってんのか！？そんなの極一部だけに決まっとるやろがい！」

叶(じゃあこの人は凄い人なのか…)←違う。

叶「じゃあ凄い人なんですね、乙夜さん。」
烏「だから、なんでそうなるねん！何処を抜き取ったらそうなんねん！このど阿呆！」

叶(ど、ど阿呆…!?)
と詩乃はショックを受けていた。

烏「お前といると疲れるわ。」
と烏はツッコミに疲れていた。

叶「よくわかんないけど、すみませんでした(棒)。」

乙「詩乃ちゃん棒読みすぎてうける。」
烏(反省どころか、よく分かっておらん…コイツ。)

と言いつつも詩乃を気に入ったのかｰｰｰｰ

烏「しょうがあらへんな。俺がこの阿呆ボディーガードに常識をーーー『危ないッ！！倒れるぞ！』！？」

ｰｰｰｰ急に何が起こったかと言うと予備の物が入っているタンスが倒れる寸前だった。

叶「ッーーー！(間に合え！)」

烏「危ないぞ！詩乃！！」
乙「危ない！詩乃ちゃん！」

「ッーーー貴方は大丈夫ですか？」

?「大丈夫やけど……君の足が…!」

そう詩乃は倒れる寸前に全速力で走り、支えたために足を強打して、血が出ている状態だ。
助けた人は氷織羊さんというらしい。

「気になさらないで下さい。たくさん血が出ているだけですので。」

氷「それがあかんねん…！助けてくれてありがとさん。でも僕はもっと自分を大切にしてほしいわ、ボディーガードさん。」

叶「お気持ちだけ頂きます。氷織さん。」
と詩乃が言うと、氷織は納得いかないようでムスッとしている。

このように詩乃と氷織が話していたところに

烏「おい自分、大丈夫か！？」
乙「大丈夫…じゃなさそう。めっちゃ痛々しい。俺が助けられなくてごめん。」

叶「謝らないで大丈夫です。お二人はサッカー選手なので、今後こういうことがあっても助けないで下さいね。」

シーンｰｰｰｰ場が静まる。

烏「重症やな…此奴。」
と烏の声には少し呆れと怒りが混じっていた。

氷「ホンマや！そんなこと言われても助けるに決まっとるやろ詩乃ちゃん！君は僕の大切な人なんやから！」

と温厚な氷織も今回は〈ぷんすか〉という表現が似合うように起こっていた。

乙「詩乃ちゃん何かあったら俺に言いなよ。そいつピーしてやるから。」
と皆が詩乃に対して過保護になった。