惹き付けられる気持ち 2 (ページ49)

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Chapter ninetysix ページ49

翔さんのを必死に咥えた。

僕が舐める度に、びくんと波打つ。

そんな翔さんを見ていると、僕もとろけそうだった。

「んっ…しょぉ、きもち？」

「っ、はぁ……和也…上手だよ」

その言葉を聞いて嬉しくなり、どんどんスピードを早めると、呆気なく翔さんは絶頂を越え、僕の口いっぱいに出した。

ごくん、と飲みほすと、翔さんの甘い味がした気がした。

「しょお…はやく…はやく欲しいよ…いれて…？」

「和也………。」

「翔が欲しい…。繋がりたい…もっともっと、愛し合いたい…」

翔に抱きつくと、黙って頭を撫でてくれた。

「ありがとう…。じゃあ、いれるよ…？」

「うん……」

控えめに翔はいれてくれた。

予想以上に、痛かった。

「いっ……！」

「和也、痛い？大丈夫？」

「ううん、大丈夫…続けて？」

そうは言ったものの、痛いものは痛くて。

翔は、何度も心配をしてくれた。

「大丈夫…僕、翔となら、大丈夫だから」

翔を安心させるために、頑張った。

「腰…動くよ」

翔は、ゆっくりと揺らした。

その瞬間、僕のいいところが当たった。

「────────っ！！！」

声にならない声が出た。

一瞬、気持ちよすぎて壊れてしまうかってくらいに、すごく快感があった。

「はぁっ、…和也…可愛いよ」

「やっ、っ！ぁ、いやぁっ」

翔の腰の振りだけでは足りず、自ら腰を揺らした。

「…和也？腰…」

「……んっ、はあ、ぁあっ、しょぉ、もっと…」

「ん、」

「もっと、激しくしてっ…ぁあっ」

腰の動きが早くなる。

それにつれて、がくがくと震える。

ぁあ、もう、だめかも。

好きな人と繋がることって、こんなにも嬉しいことなんだ。

「和也っ…俺もう、限界」

「はぁ、僕もぉ…っ、イクっ…！」

「はぁっ…っ」

二人同時に、熱を吐き出した。

二人でしばらく息を整えて、無言になる。

気まずい空気が流れて、恥ずかしくなる。

「……翔さん、」

「…ん？」

「……大好き」

ぎゅ、って思いっきり抱きつくと、少し照れた笑みが見えた。

これから先……。

ううん、これからもずぅーっと。

二人で支えあっていこうね。

ずっと愛し合って、好きって言い合って。

たくさんのことを、二人でやっていこう。

そう願いをこめて、力強く手を握った。