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Chapter sixtyseven ページ19
花火が上がっている最中、ずっと二人で恋人繋ぎをしていた。
翔さんは、愛してるって囁いてくれた。
深いキスも交わせて、すごく幸せな気持ちだった。
花火が終わり、翔さんともお別れしちゃうとき。
今日は、翔さんと離れたくなかった。
「今日はほんとに、楽しかったよ…。ありがとう、和也」
「ううん…。翔ちゃん……やだ、今日は離れたくない」
「でも、帰らなきゃ親が心配するよ？」
「いいもん……」
わがまま言ってごめんなさい。
でも、許して…？
ちゅっと唇にキスを落とされ、ふわっと笑った。
「これで我慢して。じゃ、気をつけて帰れよ」
「…送ってくれないの？」
「送ると、最後まで悲しい思いしちゃうからね」
そう言い残して、今日一日が終了した。
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作者名：まろん | 作成日時：2018年9月3日 23時
