2 ページ43
「ひゃぁ、!せ、先生っ…//」
俺は我慢の限界で、小さくて小柄な二宮を思いっきり抱きしめた。
「ほんと……可愛い」
「…っ」
可愛いと言うと、さらに真っ赤にさせる。
二宮の顔を見るけど、中々目を合わせてくれない。
「二宮、こっち向いて」
「……やだ」
「なんで?」
「………やだもん」
見て、って言っても、一向に合わせてくれる気配はない。
「……だって…。先生、さっき女子にモテモテだったもん。俺の先生なのに。俺の方が、好きなのに。」
ぼそぼそと、自信なさげに小さな声で呟く二宮。
何この子。
可愛すぎるんだけど。
「なに、嫉妬してんの?笑」
「……してますよっ!」
「ムキになんないの。」
「なってない…先生のバカ…」
ばか、だなんて言ってるけど、それとは逆に抱きしめる力が強くなった。
「の割には、すっげー抱きしめてくるね?」
「知らない…」
素直じゃないな。
言葉だけだったらツンとしてるのに。
行動には出てしまうなんて、ほんとにツンデレだ。
でもそんな二宮がやはり可愛く見えて、また好きになるのが止まらなくなる。
「二宮。」
「…ん」
「好きだよ」
そう言った瞬間、二宮は顔を真っ赤にして、
「俺も好きです…先生」
そうやって、目を見て言ってくれた。
そのことがすごい嬉しくて、頬が緩んだ。
「それにしても、あいつら数学得意だった気がするんだよなー」
「!!もうその子達の話しちゃだめ!」
あぁもう、ほんと可愛い。
いちいち俺に嫉妬してくれて。
俺の恋人は、世界一可愛くて、でもツンデレで心優しい人です。
fin.
85人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にのラブ - にのの 全受けが見たいです。 よろしくお願いいたします!! (2019年3月17日 0時) (レス) id: 1acbe49b89 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - リクエストありがとうございました!次も楽しみにしてます! (2018年11月28日 1時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 了解いたしました!期待にお応えできるように作ります(´∀`) (2018年11月23日 15時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - そんな感じです!なんかじゃれる感じかな??まろんさんの小説好きなのでどんなのでも喜びます!!MNとANのリクエストにも答えてくださって嬉しかったです! (2018年11月22日 21時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - くすぐるとは、ニノちゃんにこちょこちょ攻撃をする的な感じですかね?なんか語彙力なくてすみません!そして期待に応えれずにすみません…(;´Д`) (2018年11月22日 18時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まろん | 作成日時:2018年8月30日 22時