SN 禁断の恋 続編 ページ42
こちらは、「SN 禁断の恋」のお話の続編となっております。
忘れた方は、戻って見てみてください…笑
そらではどうぞ。
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俺がこの前、二宮に追試をさせたあとのこと。
授業が終わり、次の教室に行こうとしたら、3人の女子生徒に声をかけられた。
「せんせー、次のクラスどこー?」
「次?次は…2組かな」
「そうなんだ〜!うちのクラスと比べてどう?やりやすいんですか?」
「んー、そういうのはあんまないよ」
「え〜!」
きゃあ、だなんて言って、手を取り合う。
こういうやり取りって、正直必要なのかが分からない。
「あ、そうだ!あたし、この前のテストの問題、分からないとこがあったんです!先生、教えてください〜」
「マジで?私もわかんないとこあるんだよね〜」
「うちも!」
「んー、いっぺんに教えんのは難しいから、一人ずつね。それに俺、そこまで暇人じゃないから」
対応に困ってると、
「でも、この前二宮くんに教えてたじゃん〜」
「あれは追試だからだよ」
「えー、ずるい!」
何がずるいんだか。
それに、確かこの3人は、そこまで数学が分からないって子じゃなかったはずだ。
どっちかっていうと、かなりできる方だと思うんだけどな。
ちらっと周りを見渡すと、二宮が不安気にこちらを向いていた。
悲しい瞳をしていた。
それを見て俺は、どうすればいいか分からなかった。
我慢できなくなった俺は、
こう言った。
「二宮、あとで準備室に来て」
そう呼びかけた。
すると、少しびっくりしたように、でも嬉しそうに笑顔を見せた。
「…はい」
女子生徒3人には悪いけど、今は忙しい。
というより、俺はやっぱり二宮のことに夢中だから。
俺が準備室で待っていると、しばらくしたら、コンコンとノックが聞こえた。
「どうぞー」
「失礼します…」
控えめにそう言って、俺と目を合わせると、慌てたように目を逸らした。
「ここ。座って」
俺の隣を指示すると、二宮は「え」と声を漏らした。
二宮は恥ずかしそうに、おずおずと隣に座った。
ちょっと距離ができたことが嫌で、俺は自ら二宮と体を近づけた。
心拍数が上がっていくのがわかる。
「先生……。俺そろそろ、心臓爆発しちゃう…」
その発言によって、俺は壊れた。
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にのラブ - にのの 全受けが見たいです。 よろしくお願いいたします!! (2019年3月17日 0時) (レス) id: 1acbe49b89 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - リクエストありがとうございました!次も楽しみにしてます! (2018年11月28日 1時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 了解いたしました!期待にお応えできるように作ります(´∀`) (2018年11月23日 15時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - そんな感じです!なんかじゃれる感じかな??まろんさんの小説好きなのでどんなのでも喜びます!!MNとANのリクエストにも答えてくださって嬉しかったです! (2018年11月22日 21時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - くすぐるとは、ニノちゃんにこちょこちょ攻撃をする的な感じですかね?なんか語彙力なくてすみません!そして期待に応えれずにすみません…(;´Д`) (2018年11月22日 18時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まろん | 作成日時:2018年8月30日 22時