ARS--N愛され系

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食器を洗い終わり、洗濯物を畳むのを手伝おうとした。





「あらあなた、もう終わったんですか？」






「あぁ。」






「ふふ、ずいぶん早くてびっくりしました。手際良くて素敵ですね」





そう褒められて、少し照れた。






「お前も、あんなのいつもやって…大変だな」





「私なんて、まだまだですから」





そう言って笑った。






「……和」





そう名前を呼ぶと、びっくりとして目を丸くした。





「…はい…なんでしょうか。」





「好きだ…お前が。何度言っても足りない…」





小さくて可愛い体を抱き寄せる。





ぎゅっと抱きしめると、恐る恐る俺の腰に手を回してきた。





「私もよ…あなた」





「いつも、家事を全てサボることなくやってくれてありがとうな…すっげぇ感謝してる。」






「そんなこと…。あなただって、毎日一生懸命に働いてるじゃないですか」






「それは、いつも弁当を作ってくれてるお前のおかげだ。」






「……嬉しいですっ…」





目を輝かせて、ぎゅうっとさっきの倍抱きついてくる。






そんな和が可愛らしくて…







思わず、キスを落とした。






「んっ…あなたっ……。｣






「和……愛してる…。」






「私もよ…愛してます……」






二人で痛いくらいに抱き合って、キスを何度も交わした。






唇を離したあとのお前は、目がとろんとして、俺にうっとりとしていた。






「はぁ……あなたっ……。」





「ん…」




「お願いっ…抱いてください…」





恥ずかしがりながら言ってくれた言葉。






その姿がとてつもなく可愛らしくて…





あぁ。





俺の妻は、こんなにも可愛らしいんだ。







「お前を…俺でいっぱいにしてやるよ……」






「……智さんっ…」






俺の名前を呼んでくれた。






その瞬間、理性が吹っ飛んで、気がついたら和と一緒に愛を確かめていた。








「あ………智、さんっ…やぁん…」







「キレイだよ…」






「やぁっ…恥ずかしい、ですっ……」





そんなお前がもっと見たくて、欲しくて。





俺は何度でも、お前を求めるんだ。





いつまでも、愛し続けるよ。







……好きだ、和。









fin.

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