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ニノと智子がぐっすりと眠っている間に、何やら足音が近づいてきました。







その足音は、かえる2匹でした。






どうやら父と息子みたいです。






「お父さん、この子可愛いね!僕のお嫁さんにしたいよ」






「そうだな。よし、じゃあこの子を持ち帰ろう」





「わーい!」






勝手に決定し、かえるの親子はくるみのベッドごと、おやゆび姫を運んで帰りました。






そして、水の上に浮いている葉っぱの上にそっと寝かせておきました。









そして、朝になってニノが目を覚ますと、なんとそこは昨日までいた場所と違う場所です。








ニノは驚き、そして泣きました。







隣にかえる2匹がすやすやと眠っているのです。







ニノは、こんなかえると一緒にいたくなくて、逃げようと思いました。








けれども、ここは水の上です。









どうやって帰ればいいのか分からず、困り果てていると、泳いでいた魚達が助けてくれました。







「可哀想に。僕達に任せて!」








魚達が、葉っぱのくきをかみきってくれました。







「ありがとう、お魚さんたち!」







くきを切られた葉っぱは、水の流れに流れていきます。







ニノは飛んでいた蝶々にお願いして、葉っぱを引っ張ってもらいました。







蝶々のおかげで、葉っぱはどんどん川を下っていきます。







するとそれを、コガネムシが見つけました。








「おや、珍しい虫がいるぞ」







コガネムシはニノを捕まえると、森の奥へと連れていかれました。








すると仲間たちに批判の声が上がりました。








「なんだい、そいつは。」






「こんな体が緑じゃないやつは、ダメだよ。」







そう言われ、コガネムシはニノを森に捨ててしまいました。







ニノは、森の中で一人暮らしを始めました。







お家に帰りたくても、方向が分からないのです。






ニノは花のみつを食べて、草に溜まったつゆを飲んで、葉っぱにくるまって寝ました。







やがて冬が来て、空から雪が降ってきました。






寒さに震えながら歩いていたニノは、野ねずみの家を見つけました。







その家をノックして、出てきた野ねずみに言いました。






「寒くて凍え死にそうです。どうか、中へ入れてくれませんか?」








「あらまぁ、可哀想に。うちへ来て、暖まりなさい。いつでもいるといいよ」






野ねずみは、ニノを中に入れてくれました。

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作品ジャンル:恋愛
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にのラブ - にのの 全受けが見たいです。 よろしくお願いいたします!! (2019年3月17日 0時) (レス) id: 1acbe49b89 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - リクエストありがとうございました!次も楽しみにしてます! (2018年11月28日 1時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 了解いたしました!期待にお応えできるように作ります(´∀`) (2018年11月23日 15時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - そんな感じです!なんかじゃれる感じかな??まろんさんの小説好きなのでどんなのでも喜びます!!MNとANのリクエストにも答えてくださって嬉しかったです! (2018年11月22日 21時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - くすぐるとは、ニノちゃんにこちょこちょ攻撃をする的な感じですかね?なんか語彙力なくてすみません!そして期待に応えれずにすみません…(;´Д`) (2018年11月22日 18時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろん | 作成日時:2018年8月30日 22時

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