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山田side





お昼になった。






俺は早速御村くんと食べようとする。







「御村くんっ!よかったら、これ食べてくださいっ!」






「御村くん、私のも食べてー!」






「御村くんー!」






女子がきゃあきゃあ言う。






「悪いけど、俺、そういうのいらないから」





御村くんは当たり前のようにスルーした。





なんだろう、このもやもや…。





なんていうか。御村くんが女子に囲まれてきゃあきゃあ騒がれてるのを見てると……。







心がもやもやする。




なんだかとてもいやで…。




落ち込んでると、今度は俺に来た。




「山田くーん、これ食べてー!」



「山田くん、あたしのもっ!」




「え、ええっ?」




困ったなぁ……。






俺、もう御村くんの食べるって決まっちゃってるし…、






どうしよう。




気持ちは嬉しいんだけど、、




オロオロとしてると、





「だめ。悪いけど、諦めて。」





御村くんが俺の代わりに答えてくれた。





女子達は、





「御村くんって案外冷たいよね」とひそひそ言っていた。





そんな女子達なんか気にせず、御村くんは豪華な弁当を開けた。





「あ、あの……御村くん、ありがとう」





「いいよ。それより、俺の食べるんだろ?」





何食べたい?とおかずを示した。





「え?なんでもいいよ!……っあ、でも…」




「でも?」




「…一番安いやつでいいよ」




「結局お金かよ」




「…だって!……御村くんに、悪いし」




「いいから。ほら、何食べたいの。」




「…ほんとに、いいの?」




「早く」




「…コロッケ」





御村くんは、無言でコロッケをくれた。





「ありがとうっ」




「ん。他は?」




「え、いいよ!」




「いや……それだけってお前、骨になるぞ」




ふはは、ってからかうように笑った。





「いや、骨にはならないでしょ?」




「いや、お前の場合は骨になる。」




「いやいや」



「いやいやいや」



こんな馬鹿みたいな会話をして。





「ふふっ」




「……ふは、」




二人でぷって吹き出して、笑う。





こんなことでもとても楽しくて、嬉しくて。






「……山田」




「なに?」





「今日、家きて」




「え?なんで?」




「なんでもいいだろ?」






「え…もしかしておすそ分けとかくれるの?!」



「まぁ…そんな感じ。」




「え!ほんと?ありがとう!!」




早く行きたいな♪

3→←SN やまたろ



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作品ジャンル:恋愛
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にのラブ - にのの 全受けが見たいです。 よろしくお願いいたします!! (2019年3月17日 0時) (レス) id: 1acbe49b89 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - リクエストありがとうございました!次も楽しみにしてます! (2018年11月28日 1時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 了解いたしました!期待にお応えできるように作ります(´∀`) (2018年11月23日 15時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)
hanadai - そんな感じです!なんかじゃれる感じかな??まろんさんの小説好きなのでどんなのでも喜びます!!MNとANのリクエストにも答えてくださって嬉しかったです! (2018年11月22日 21時) (レス) id: 9cf83b8f18 (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - くすぐるとは、ニノちゃんにこちょこちょ攻撃をする的な感じですかね?なんか語彙力なくてすみません!そして期待に応えれずにすみません…(;´Д`) (2018年11月22日 18時) (レス) id: 4629c106d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まろん | 作成日時:2018年8月30日 22時

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