ARS--N愛され系

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「〜♪♪」



鼻歌を歌いながらハンバーグを作っていた。




こんな時でも自然とニノのソロ曲とか…






いやー、俺ってこんなにニノが好きなんだなぁって自覚する。改めて。







「あーばさーーん」






脱衣場から、俺を呼ぶ愛しい声が聞こえた。






「どーした？」






作るのをやめ、そっちへ向かう。





ドア越しから聞こえる声。






「相葉さん、タオルどこにあるの？」







「あ、忘れてた！今持ってくるね」







「…あほか」







相変わらず毒舌だな笑






まぁいつものことだけど。





俺のお気に入りのタオルを持っていった。






「ニノ？開けるよー」





脱衣場のドアをそっと開いた。








ニノは、髪が濡れていて、雫が体についていて、手で体を隠した。









「ん、ありがと」







ひょいっとタオルを取って、何事も無かったように体を拭く。








…やばい。







俺の理性が持たない。








ニノが、やばいほどに色っぽくていやらしくて…








こんなの反則だろ。






もしかして自覚してない系？






「…あいばさん？」






何も動じない俺に違和感を感じたのか、キョトンと首を傾げる。






そんな姿でさえ可愛くて……






慌てて理性を取り戻し、





「なんでもない！」






そう言って、脱衣場を出た。









あれは……やばいでしょ、どう考えても。









今日……理性もつかわからないな……






そう心配しながら、 ハンバーグ作りに集中した。







ニノが数分後に出てきて、俺のTシャツを着てタオルを肩にかけてた。







やば、俺のTシャツぶかぶかだし。






てか髪濡れてる。







可愛すぎっ………！






「髪乾かさなかったの？」





「うん」






「ドライヤーの場所わかんなかった？」






「わかるけど、めんどくさい」





相変わらずだな。






「それより相葉さん、ハンバーグ」





「あぁ、できたよ。食べる？」





「食べるっ！」





急にそんなはしゃぐ。





子供みたい笑





「相葉さん」






「ん？」








「………いつも、ありがと」






ぼそっと呟いて、そっと俺を控えめに上目遣いでちらっと向いた。







瞳はきらきらしていて、なぜか水分が多い。







「………っ、可愛すぎ！！！！」






もう我慢出来なくて、




そっと唇を重ねた。

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