【A3!】キュートな田舎っ子カフェ店員

☆焦り☆ ページ46

「どうする？横になるか？」

落ち着いてきたところで声をかける

「…戻る」

「無茶すんな」

「だって…人が怖いなんて、そんなこと…仕事も役者も何もできなくなる…」

「急ぐ必要はねぇよ。少しずつでいい」

「イベント公演まであと2週間だべ？」

「焦ったところで、いい芝居は出来ねぇぞ」

Aは目を伏せ、膝を抱えた





さきょの携帯が鳴る

「会長…？はい、古市です」

お仕事のことだろうから、私は邪魔にならないよう部屋に入った

そんなことより…

私、どうしたらいいんだろう？

あんなことがあったくらいで、人が怖くなるなんて…

自分のメンタルの弱さに呆れてしまう

さきょはああ言ってたけど、悠長にしてる時間なんてないよ…

数分間枕に顔を埋めていたが、ゆっくり起き上がる

「…よし」

鏡を見て、目が腫れてないか等を確認し、部屋から出た

さきょはまだ電話してる

引き止められる前に階段を駆け下りた

まだお客さんがたくさんいて、胸がギュッと締め付けられるような感覚に襲われる

「！A、大丈夫だが？」

お父さんが傍に来て、小声で尋ねてきた

「ん。お皿洗うね」

「そんた顔色で…無理すんでね」

「大丈夫。お父さん、それ焦がすよ」

「あいすか」

慌ててガス台の方へ戻る

「Aちゃん、どうしたの？」

パスタを食べてる常連さんも心配の様子

「いえ、なんでもないです」

常連さんでも駄目らしい…

無理矢理笑顔を作り、できるだけ作業の方に集中する

大丈夫大丈夫…



今日は日曜日だったため、ランチの時間を過ぎても、お客さんが減ることはなかった

仕事の用事ができたらしく、さきょも出て行った

結局そのまま夜に

「Aちゃん、生おかわり〜」

「あ、俺も〜」

「はーい」

なんだ、大丈夫じゃん。できるじゃん。

お客さんにビールを出し、内心ホッとする

呼吸が少し苦しいのも、若干頭痛がするのも、全然許容範囲内

「Aちゃん、何か歌ってよ〜」

「いいですよ♪リクエストは…？」

「なんでもＯＫ！」

「じゃあ…」

マイクを持って前に立つ

視線が集まり、胸元をキュッと握る

イントロが流れ、歌い出し。

…あれ？

酔ってるお客さんたちは気付いてない様子だけど、お父さんは料理の手を止めて私を見た

いつもより声が出ない…
息が続かない…

1曲歌っただけで、息が上がってしまっていた

「ありがと〜！」

お客さんは喜んでくれたみたいだけど、私は動揺してる

このままじゃ、舞台に上がれない…

☆寂しい夜☆→←☆トラウマ☆

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

パネル

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキー役者

皇天馬

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