【A3!】キュートな田舎っ子カフェ店員

☆事の始まり☆ ページ1

平日の午後3時

一番お客様が少ない時間帯


ここは『AKITA♡CAFE』


私とお父さんの2人で運営していて、日中はカフェ、夜は居酒屋になる


学生さんから家族連れ、お年寄り、天鵞絨町に近いから役者さんもよく来るし、訳あって厳つい方々も夜の常連(^_^;


今は2組しかいないけど、
平日は開店の11時〜14時、17時〜閉店の23時、
休日は終日ほぼ満席状態なんです！


先程帰ったお客様のテーブルを片付けていると、カランカランと音が鳴った

「いらっしゃいませ〜」

金髪に黒縁眼鏡をかけた男性は、慣れた様子で真っ直ぐ奥の窓側の席へ向かって座る

「お父さん、コーヒー1つ」

「あいよ」

その直後に2組のお客様は帰り、店内には彼だけになった

「お待たせしました〜」

コーヒーをテーブルに置き、私も隣に座る

「なんか久しぶりだね、さきょ」

そう言うとチラッとこちらを見て携帯をしまい、コーヒーを一口飲んだ

「確かに、久しぶりだな。寂しかったか？」

「ん〜、ちょこっとだけ」

「ﾌｯ そうか」

静かな沈黙が流れる

「A」

「ん？」

「俺に言わなきゃなんねぇこと、あるだろ？」

「…え？」

「劇団のこと」

私は思わず黙り込んでしまった

「お前のことだから、まだ泣けてないんじゃねぇのか？」

「…別に泣かねくても大((」

「大丈夫じゃねぇ。そんなんだから、心が潰れんだろ。お前は我慢のしすぎなんだ」

私が俯くと、さきょはため息をつく

「親に心配かけたくない気持ちは分かる。俺もシングルマザーの家庭だったからな」

さきょは立ち上がって、私の手を引いて2階の一室に入った

カーテンを閉めていて薄暗い中、机の上の薬を見つけて少し顔をしかめる

そして鍵を締めると、私をギュッと抱き締めた

「前も言ったろ？ツラい時は泣け。俺の胸ならいつでも貸す」

そっと頭を撫でてきた

「…何のためにお前と結婚したと思ってんだ。自分の夫くらい、遠慮なく頼ってくれ」

「さきょ…っ…」




数分後

さきょは私をベッドに横にならせ、カーテンを開けて薬を手に取った

「お前、ちゃんと分量守ってんだろうな？」

「守ってるよ。…あー、睡眠薬に関しては((」

「また効かなくなってきて多めに飲んでるってか」

「…んだね」

「“んだね”じゃねぇよ！危ねぇって何回話したら分かるんだ？ちゃんと病院に行け」

「仕事優先してがら」

「そう言って仕事中ぶっ倒れたの誰だったか…」

呆れたようにため息を付き、何か決心したように携帯を取り出した

☆設定☆→

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

パネル

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキー役者

皇天馬

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