隣の席。 (ページ10)

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真希「いやー、まさかAがこんなに鈍感だったとは。

ずっと仲良くしてたのに全然気づかなかった」

「なによ、それ……(´・ω・｀)」

こうなると、真希の口は止まらない。永遠といじられそう。

意味もなくココアのストローをぐるぐるとかき混ぜる。

「…あ、京本くんだ」

真希「まじで？きょもってこのお店来るんだ」

「お坊ちゃまってカフェこない偏見みたいなのやめな笑」

真希「美形すぎて憧れる…あ、こっち見た」

ヒラヒラ〜と手を振る京本くん。肌白すぎて美しいし顔も整ってて (ry

京本「やっほー、2人とも。」

近くの席に座って椅子でゆったりしてる。The 美。

「やっほー京本くん。なんか、話すの久しぶり笑」

京本「ね。」

真希「あれ？2人って仲良い感じだっけ？」

「去年ちょっとご縁あったんだよね。委員会とかいろいろ同じだったから」

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京本くんはどうやら暇だったからカフェ来たらしい。

相変わらず学校での出現率はレアだが、こうやってプライベート(？)で会うことは何回かあった。片手で数えられるほどだけど…

あと、時間忘れてこんなに喋れたのも久しぶりだし、懐かしい雰囲気がした。

全部忘れて、青春してる感じ…？

…でも

こんな時にもずっと頭の片隅にいたな、樹さんの存在。

まだはっきりとは分からないけど――

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