こっちみて

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廉「ん・・・・」





紫耀「あ、起きた？」











目を覚ますと、見慣れた天井が視界に映って。









ここどこやっけ、と回らない頭をフル回転させる。















紫耀「ここ、俺の家。覚えてる？廉、倒れちゃったんだよ」





廉「・・・あぁ、・・ごめん、」












体調管理も仕事の内なのに。










倒れて、迷惑をかけてしまった事に自己嫌悪が襲ってくる。











はぁっ、とため息をついて、








涙が滲んできそうな目元を腕で隠す。















紫耀が困ったように笑ったのが分かった。














紫耀「れん。体調崩すことは誰にでもあるよ。みんな迷惑とか思ってないから」





廉「っ・・・・」





紫耀「てか、体調悪いならちゃんと言って？今日めちゃくちゃ心配したんだから。迷惑とか思わなくていいから、俺を頼って。廉が辛い時にそばに居てやれないの、寂しい」





廉「っ、うん・・・ごめん、」





紫耀「ごめんより、ありがとうがいい」





廉「・・・ありがとう、しょお」















良くできました、と頭を撫でられると










滲んでた視界から涙が溢れた。










体を起こして、紫耀の首に腕を回すと、










泣かないの、と笑いながら優しく抱きしめてくれた。















紫耀「廉、体あついな。お粥作ってあるから食べて薬飲んで寝よ？」





廉「しょおが、食べさせて・・・？」















そうお願いすれば、しょうがないなぁって言ってくれる。










今日はとことん、紫耀に甘えよう。













お粥を持ってきてくれた紫耀に食べさせてもらって、







薬を飲んだ。











紫耀「ん、もう寝な」





廉「しょ・・・手、繋いどって」





紫耀「はいはい、笑」












紫耀に手を握ってもらって、








頭を撫でられれば








あっという間に瞼が閉じて、眠ってしまった。









次、起きたらちゃんと紫耀にお礼言お・・・

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