薔 薇 女 子 .

De ＃31 ページ3

( ＃31 ｓｉｄｅ )




僕 、男になります。




「 Aさん！一緒に帰りましょう！！！ 」


「 やだ 」


「 だめです！！！ 今日こそは一緒に帰ってもらわないと困ります！！！」


「 やだよ、撮られたりとかしたらヤバいじゃん 」


「 Aさんとなら大歓迎なので！！！こんな暗い道を一人でなんて危険すぎます」



「 慣れてるから大丈夫なの〜 」




いつもそうだ。Aさんは一人。



辛くても 、悲しくても 、


何をしていても 結局は 一人になっている。



僕が頼りないですか？


僕が弱いんですか？




「 だめです、ぜっっったいにだめです！！！」


「 もう、なんでよ…」




そんなの決まってるじゃないですか




Aさんの側に居たい 、守りたい




「 僕は男になるって決めたんです。Aさんを一人にしない、一生守っていくって誓ったんです！！！


だから一緒に帰りましょう 」





「 は、柴田、それプロポーズじゃん 」


「え、！？」


「 ふふっ ありがと。一緒に帰ろっか！」









( 今はどんなに暗くても )


( 君との未来は きっと 明るいね )

G ＃49→←G ＃6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す