【そらる】私の彼氏はムカつくドＳなへんたいです。

１６．問い詰め ページ19

大変遅れてしまい、すみません…


【前回のあらすじ】

やっと出てきたそらるさん。

「勝手に二人でイチャイチャしやがって」

『え、こわ。独占欲ってこわい』








「ねぇ、自分がなにしたのか、わかってる？」



急にそんなことを問われて、意味がわからなかった。

腕に食い込んでいるそらるの細い指が痛い。



あーもう、まふくんも困ってたし、なんなのほんと……。




そらると目を合わせるように顔を見上げて、ギロっと睨む。



『そっちこそなにしてるかわかってんの？ていうか腕痛いんだけど』


「睨まれても可愛いだけだから」

『話聞いてる？』

「聞いてるよ。抵抗しないの？拳で」

『ギャグに持っていこうとするのやめろ』




しばらく睨み合った後、そらるが呆れたように息を吐く。





「ほんと、無防備で鈍感。なーんにも気付いてないわけ？」





『別に？なにが』


「じゃあ聞くけど、なにまふまふと二人で仲良く相合傘なんかしてんの？おかげで電話も出ないし」

『それは……』


相合傘はしょうがなかった。それしかなかったし。
電話はスマホが電源切れだった。



『傘は忘れちゃって、たまたま通りかかったまふくんが入れてくれたの！』

『スマホは充電無かったし、どうしようもなかったし！』



「それって自業自得って言うんじゃないの」



『グハッ！！……ショウガナーイヨー』

「図星かよ」


……ああそうだよ図星だよ！！図星の何が悪いんだよ！！


「犯人が開き直るみたいなシーンになってるよ」

『えっ、声出てた？』

「うん」

『おぅふ……』







「あとさ」


そう付け足すと、そらるは指先で私の首筋をスーッと撫でる。





『あっ……擽った……』



その指はだんだん下へと降りていき、まふくんがくれたTシャツに触れる。
そらるはそれをじっと見つめて、聞いてきた。




「その服、なに？」


『これはまふくんがくれたTシャツで───』






「ふーん、脱いで？」


『……は？』

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今日のそらるさんのドS発言

「ごめん、可愛いからついいじめたくなるんだよね」

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