【gnki】砂糖に蜜をかけて

【すれ違いの終着点】kn ページ7

youside

現在私は心臓を高鳴らせていた

原因はそう
私の前にいるこの男だ


彼はかねごんといい男女構わず人気のクラスメイトだ

…まぁ私の片思いの相手でもあるけど


彼はポケーっとしているように見えて 誰よりも周りを見ている人だ

そういう所に私は惹かれていった


まぁそんなこんなで日直の仕事で放課後に2人教室に残っているということだ

心臓がもたない


「あの？Aさん…？」

『はい！？』

「あはは ごめんね？」
「俺の方見てたからなんかついてるのかなって」

まずい
見つめていることがバレてた

でも私は演劇部(仮)
ポーカーフェイスには自信があるのだ

『うんん なんでもないよ』
『ちょっとぼーっとしちゃってただけ』

心臓バクバクである


「ねね ちょっと相談いい？」

『相談？いいよ』

「ありがと！俺好きな子いるんだけどどーしたら意識してくれると思う？」

彼の相談ならと思ったが恋愛相談だった
正直好きな人の好きな人の話なんて聞きたくない
それでも口は勝手に動いて

『もう告っちゃいなよ』

そう言ってしまった

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