寵愛 ページ3
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「汝の名を告げよ」
鏡にそう言われ、 A です、と応えると、あろう事か、なんと鏡がパリン！と割れた。
『！？』
この事態に皆がざわつくものの、
かろうじて鏡はまだ喋れるようで、ぱくぱく、と瀕死の金魚のように口を開いては、力を振り絞って言葉をだしていた。
「っここは、っな、汝 、の、いてい 、場所ではな」
途切れ途切れのその鏡は、ふと誰かに踏み潰されていた。
__ 長い足。
既視感のあるズボンに、まさかと顔を上げると、その予想は的中。
... 私の最推しの、フロイドがいた。
「あっはぁ♡鏡、割れちゃったの？
この鏡ってば、割れると変な事言うんだから困っちゃうよねぇ♡」
" ね、学園長 " 。
笑いながらクロウリーさんの方を見ながら言うフロイドの目は、すごく真っ黒で、どこか私は怖くなってしまった。 .. なんでだろう、最推しなのに。
今更ながら、だが周りに1年生がいることから、きっと今は入学式中だったんだろう。
.. ツイステの世界にこれて嬉しい、とか思ってる場合じゃないよね、これ。
私を見てあの鏡が割れたのだから、クロウリーさんだだってきっと怒ってるだろうし、現に周りからの目が痛い。
怯えながらクロウリーさんの顔を見ると、その顔は何故か笑みを浮かべていた。
「えぇ、困りますねぇ、変な事を言われては。」
くすくす、と笑うふたり。
.. なんか、いつも画面で見てた2人とは違う気がする。それもそれでいいのかな、わからないけど、
ぼーっとその二人を見ていると、後ろからコツコツと足音がして、気づくと視界が塞がれていた。
「ほら、そんなにガン見しないでください、」
丁寧な言葉で、この声。
.. きっと、私の視界を塞いでいるのはジェイド、なんだと思う。お姉ちゃんの推しだ。
少々現実味が湧かなくて、とりあえずされるがままにこくりと頷くと、" 流石 Aさんですね " 、と後ろからくすくすと笑い声がきこえた。
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優雅(プロフ) - 次の章は。ポム中心がいいです。 (2021年3月22日 3時) (
レス) id: e58b6951ff (このIDを非表示/違反報告)
ユーヤ - うーん…誰が喋っているのかわからないです、名前「」にしてくれたら嬉しいです (2021年2月21日 11時) (レス) id: b933cddf37 (このIDを非表示/違反報告)
小心 - 面白いです 更新待ってます (2021年1月29日 19時) (レス) id: be9c31a95d (このIDを非表示/違反報告)
青谷(プロフ) - 誤字酷めですねGUNをいたってなんでしょうか私にも分からないです (2020年11月11日 20時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
ｼｬﾝﾌﾟｰ？ - 見ていて楽しい…好きです！ (2020年9月12日 19時) (レス) id: 9536630108 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2020年6月3日 15時
