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ジェット機特有の音を出しては、雲の上を進む自家用ジェット機。
あれから、母様と父様に " 何かあったらすぐに連絡しろ " だなんて暗殺者らしくもない声掛けをされて家を出た。
終始カルトは不満そうだったけど。
いつもならもう1人誰かついてくるんだけど、イルミなら、と母様が兄様1人で充分と判断したみたいで、今日は私と兄様2人での暗殺だ。
最も、色仕掛けはまだ早いだとか潜入を頼んで家出されたら困るだとかであまりすることはない。
ただ、兄がターゲットの気を失わせ、そのトドメを私がさす、だとかそういうもんだ。
本当はもう少し頼りにして欲しいんだけど、家出をしてからは少しそこら辺が厳しくなっていて、自由が好きな私からするととっても窮屈だ。
やることもないし、兄が潜入に行っている間は兄が手配したホテルで執事何名かと共に過ごす。
連絡が来たら、兄の元へ執事と共に向かって、トドメをさす。
... すごくつまんないけど、それでも家から出れないよりはマシだし。
いつもそう心にいいきかせては、執事と他愛もない話をしながら兄からの連絡を待っていた。
｢さ、今日はこのホテルで待ってて｣
いつのまにかホテルのヘリポートに着いたようだ。
またこれから暇な時間が続くのか、と思うとっても面倒臭いしつまらないけど、
『はあい、早く終わらせてね』
と渋々ジェット機から降りる。
ジェット機の中にいても仕方ないしね。
コツ、とパンプスを鳴らしてジェット機から降りれば、兄様が私の腕を引く。
『わっ』
突然の事でバランスが崩れてしまって、勿論重力にさからえるわけもなくそのまま兄様にもたれ掛かる。
すると、 " 隙だらけじゃん、家に帰ったら特訓だね " と兄様からデコピンを食らって、うげ、と顔を顰めたら、頬に生暖かい何か。
.. あ、 これ兄様の唇か。
兄様も不安症なのか、仕事に行く前や私から離れる際、必ず私の頬に口付けをする。
そしてその頬を触っては、" いってきます " と言うのだから、なんだか新婚にでもなった気持ちだ。
『気をつけてね』
｢うん｣
そう言って去る兄様の背中をぼーっと見つめていると、執事から " お言葉ですが、お体も冷えてしまうので " とホテルの中へ入るよう催促され、兄様を眺めていても仕方ないし、いわれたままホテルの中に入った。
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｢ .. やーっと みつけた ｣
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青谷(プロフ) - みなさん» わああ嬉しいです！！！そうなんです私がヤンデレすきなのでむりやりねじ込んでます(T_T)(T_T)コメントいただけるの本当に励みになりますありがたいです、、！更新頑張りますね！ (2020年12月20日 21時) (
レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
みな - うわぁ！！おもしろいです！！皆ちょっとヤンデレみたいですけど、、、、、。そんな所もおもしろいです！！更新楽しみにしてます！！ (2020年12月20日 8時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
青谷(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉までいただいてしまって嬉しい限りです..!更新頑張ります！ (2020年9月15日 22時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新されるの楽しみにしてます♪頑張ってください(p`･ω･´q) (2020年9月15日 22時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2019年1月22日 22時
