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｢ぎゃぁぁあ！！！｣
声の聞こえた方へ足を進めていると、徐々に大きくなっていく悲鳴。
.. ビンゴ？
人の影が見えたので、とりあえず近くの木々に身を隠し、どんな状況なのかを把握するためにちらりとそちらへ視線を向けた。
『！！』
そこには、トランプをもった先程の男。
.. そして、クラピカ、レオリオ、その他受験生がいた。
( クラピカ、レオリオ！ )
自分では太刀打ちできないであろう圧倒的な力の差。
今までの暗殺一家の長女としての経験が、彼女の頭に危険信号を促していた。
どうしたら良いのだろう、助ける？でも私なんかがでても助けられるわけもない。
.. 見捨てる？
Aははっとした。
" 見捨てる " という言葉がいとも簡単に出てきた自分に、否、" 蜘蛛のために生きている自分 " であるのなら、同胞の敵討ちをする可能性の高いクラピカを見捨てるべきなのだろうか？
見捨てようとしている自分が悪いのか。
見捨てない自分が悪いのか。
ぐるぐるとめぐる思考。
不安ばかりが募り、気づけば息さえすることを忘れていた。
( .. どうしたらいい？
だってわからない、どの選択が撰ぶべき私の選択なの？
そうか、今までは兄様や母様たちが選んでくれていたからこんなことにはならなかったのか、じゃあ __ )
そこまで考え、思考を辞めた。
考えてはいけない気がしたのだ、その先を。
( .. 今、家に帰りたいって思うところだった。 )
それも無理はない。
なぜなら、Aにとって今までの人生は全て管理されていたのだ。
選ぶことなんて何も無かった。
それが当たり前だと思っていたから。
Aを脅かすであろうものがあるなら真っ先に始末されていたし、ここまで悩むことだってそうそうなかった。
.. それが、Aにとっての弱みだったのだ。
自分で選ぶことが出来ないから、ぐるぐると考えては疑心暗鬼に走り最終的に家へ家へと縋って言ってしまう。
イルミの針は刺されていなくとも、彼女は 確実に
" 家に " 洗脳されていたのだ。
少女ははっとする。
自分が迷っている間に、気づけばクラピカ達は消えていたことに気づき、何故だと慌て、あろうことか" まだ敵はいるのに " その場へとび出てしまった。
いつもの少女ならば、こんなことはしないと言うのに。
( .. やってしまった！ )
｢きみは♤｣
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青谷(プロフ) - みなさん» わああ嬉しいです！！！そうなんです私がヤンデレすきなのでむりやりねじ込んでます(T_T)(T_T)コメントいただけるの本当に励みになりますありがたいです、、！更新頑張りますね！ (2020年12月20日 21時) (
レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
みな - うわぁ！！おもしろいです！！皆ちょっとヤンデレみたいですけど、、、、、。そんな所もおもしろいです！！更新楽しみにしてます！！ (2020年12月20日 8時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
青谷(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉までいただいてしまって嬉しい限りです..!更新頑張ります！ (2020年9月15日 22時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新されるの楽しみにしてます♪頑張ってください(p`･ω･´q) (2020年9月15日 22時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2019年1月22日 22時
