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『ねえ！それより』
どこか先程の発言で悪くなっていた空気を、手の音を鳴らして切り替える。
『私さ、見ての通り1文無しなの。
なにもないまま家出てきたし、手ぶらなんだけどさ』
ぶらぶら、と文字通り手ぶらであることをアピールしては、ずっと気になっていたことを話す。
『どーやってこれから生きればいいの？
みんなの話聞いてた感じさ、アジトには誰も住んでないぽいよね？』
そう。それが問題なのだ。
私としては別にここに1人で住んでも良いのだが、お金もないし見ての通りの元廃墟なのだから、家具も電化製品もくそもない。
かといってホテルに泊まる、となるとお金が必要なわけだし。
今までひょいひょいと高級ホテルに泊まっていたけど、やっぱりゾルディック家は金持ちなんだな、と家元を離れてから感じた。顰蹙に思われそうだから何も言わないが。
「あー、でも確かにそうだな、どうするよお前」
面倒くさそうに頭をかいて、まじまじと私を見つめるフィンクス。
みんなの顔に、" 一緒に泊めてあげてもいいけど今は忙しいんだよな " と思っていることが描かれていて、そんな中泊めてくれない？と言えるほど私も非常識ではないし。
「今は各々新しい仕事が来ててね。みんな泊まるって言うか、それぞれ仕事をこなしたり色々あるから秒単位で移動しなくちゃならなくて。」
どうしたもんか、と頭を悩ませる皆。
そんな中、シャルがあ！と声を漏らした。
「どうせあと１ヶ月くらいはみんな仕事で構ってやれないし、その間ライセンス取りに行っちゃえば？」
ライセンス。
初めて聞く単語に首を傾げていると、周りからは賛同の声。
どうやら、" ハンター " っていうやつになると色々と情報も貰え、割引もされ、お金に困ったならそれを売れば生きていけるらしい。
詳しいことはよく分からないけれど、みんなのお荷物になるのは嫌だし、受けてみようかなあ
『１ヶ月でしょ？
みんなその間に絶対終わらせてね』
そう圧力をかけて、シャルにいつから試験があるの？と聞いてみる。
すると、丁度2週間後にザバン市でだって！と元気よく返事が返ってきた。ここからザバン市までなら2週間もあれば着くはずだ。
" 申し込んどいたから、あとでザバン市までの行き方と合言葉メールで送るね " とシャルに声をかけられた。
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青谷(プロフ) - みなさん» わああ嬉しいです！！！そうなんです私がヤンデレすきなのでむりやりねじ込んでます(T_T)(T_T)コメントいただけるの本当に励みになりますありがたいです、、！更新頑張りますね！ (2020年12月20日 21時) (
レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
みな - うわぁ！！おもしろいです！！皆ちょっとヤンデレみたいですけど、、、、、。そんな所もおもしろいです！！更新楽しみにしてます！！ (2020年12月20日 8時) (レス) id: f5cf3e679c (このIDを非表示/違反報告)
青谷(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉までいただいてしまって嬉しい限りです..!更新頑張ります！ (2020年9月15日 22時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新されるの楽しみにしてます♪頑張ってください(p`･ω･´q) (2020年9月15日 22時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2019年1月22日 22時
