夢に呑まれて【ツイステ】

激怒フィッシュ！ ページ32

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｢ふふふ、陸の女性とはあまり接した機会が無いのですが、面白いものなんですね｣



" この学校には女性教師どころか女子生徒さえ居ないですし "
と、面白そうに返すジェイドさん。
えっそんなことあるの ... ？
と思ってしまったんだけど、
そっかここ異世界だもんねなんでもありなのかなあ


『って陸の女性ってどういうことですか？』


その言い方だと、まるで、、



｢あぁ、異世界から来たんでしたっけ。
えーと、そうですね、分かりやすく言うと、この " オクタヴィネル " 寮のおよそ半分以上が人魚なんです。｣





『にんぎょ、、』




" あ、人魚って分かりますか？ " と煽ってくるジェイドさん。

.. エッ人魚？？あの？？妖怪かなんかの？人魚？



『ごめんなさい私にはまだ早い世界みたいです、、』




｢困りましたねえ｣


いや困ってないよねその言い方。
もう満面の笑みじゃんニヤニヤしてるじゃん面白そうじゃん





人魚なんているんだ、まあでも獣耳？の人もいたしありなのかな、とむりむり自分を納得させると、後ろからコツコツと足音が。





『.. あ、』



聞いたことのある足音。
体が察したのか、少し鳥肌が立ってきたようだ。





『あ、あ、えー、と、』





私を見て笑うジェイドさんを横目にがくがくしながら後ろを振り返ると、そこには満面の笑みのアズールさん。







｢いやあ、こんにちは。貴方にとっての17:30 は 19:00 なのだそうで。
さすが異世界の住人ですねえ！！｣







.. あっ怒っていらっしゃる。




もうやばい気がする。
だって隣でジェイドさんが " これはやらかしましたね "なんて言ってるもん。

なんならジェイドさんどっか消えたもん。

アズールさんなんか杖もってるもん。







『ち、ち、ちがうんですきいてください迷ってたんですよ！！！』









｢リドルさんにおしえてもらったんでしょう！？｣









『一日で分かるわけないじゃないですか！！』







｢はあ？！わかるでしょうが要領悪いですねえ！｣







『っはぁぁぁ！！！？？？』









まさに一触即発。

でも、私も悪いけど異世界の女に一日で学校覚えろとか無理だと思うんだよね





まあ人魚ですもんねえ人間じゃないですし大層ご立派な人生だったんでしょうね！なんて煽ったら全力で蹴られた。なんなら真横にナイフ投げてきた。 怖い帰りたい

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