異世界ミステイク！ ページ4
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「炎に手を突っ込むなんて言語道断です！」
どこから出したのか、緊急セットのようなものから包帯と湿布を出して、私の手を手当しようと手を差し伸べながら怒鳴る男。
でも私は、その手を振り払ってしまうくらいには混乱していた。
『なんで、え、ドッキリじゃないんですか？！』
流石にやりすぎだし、本物だなんて思わなかった。
警察に訴えてやる、とスマホを出してみると、圏外。
『っは！？』
なんで圏外なの！とスマホに八つ当たりをしていると、男がまた問題発言を零す。
「それ、なんですか？」
『はあ！？』
スマホを知らない？このご時世にそんな人がいるのか？
『スマートフォンですよ、悪ふざけも良してください！』
そういうと、今度は彼が驚く顔。
「 .. 貴方、何者ですか。」
私を怪しげにみる男。
『こっちのセリフです！警察に言うので、名前お願いします。』
睨みながらそう言うと、" 警察？ " 、とまたとぼけ出す始末。
『ばかにしてるんですか！？』
そう睨むと、「貴方、警察なんて大昔の仕事じゃないですか」そう肩を掴まれる。
.. 大昔？
『待ってください、』
ここで、ひとつの事が考えに浮かぶ。
すごくすごく嫌な予感がする。気の所為であって欲しい。
『 .. 異世界？』
口に出すと、何故かしっくり来てしまう。
そうだ、よくよく考えると全てがおかしいのだ。
変なくらいところに閉じ込められたり、急に変な部屋に連れてこまれたり、テレビならもっと多人数のはずだ。なのに、この人ひとり。
それでいて、なによりも、炎。
火傷を視聴者に追わせる馬鹿なテレビ局があってたまるか。
「 .. 失礼ですが、貴方の住んでいたところを聞いても？」
『すんでた、ところ ..』
. . .. あれ？
ぱ、っと頭に出てこない。
どこだ、どこだ、どこだっけ。
『に、に .. にほん、ジャパンです。』
辛うじて出たのは国名だけ。
友達の名前だとかは覚えているのに、何故か住所が出てこない。
その事に頭を唸らせると、男が不審がって私を見つめた。
「 .. ジャp .. ジャパン？」
." そんな国、ないですけど " 。
そういう男の一言は、私を固まらせるには充分だった。
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青谷(プロフ) - 倉木 勝さん» うれしすぎます ..！！！ありがとうございます ！！そう言っていただけることが本当に嬉しいです、頑張ります .. ！！ (2020年5月19日 20時) (
レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！！これからの展開が楽しみです！！更新頑張ってください！！！！応援しています！！ (2020年5月19日 16時) (レス) id: 5a008c300c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2020年5月18日 2時
