緊張ニューライフ！ ページ12
.
「さて！
じゃあアーシェングロットくん、とりあえずオクタヴィネルでの部屋の確保など色々あるでしょうし、Aさんは諸々用意が済んでからオクタヴィネルに入寮、ということでよろしいですか？」
「ええ、学園長。」
お互いがにこにこしながらそう言っている 。
.. この2人、もしや胡散臭いコンビなのでは .. ？ ( 違う )
「では、Aさん . . は、場所なども把握しておきたいでしょうし、今日は学校探検でもしててください」
『なんか扱いが転校してきた小学生みたいですね』
「しょ、しょうか .. ？」
そうか高校を知らないから小学校も知らないのか。
首を傾げている学園長をみては、私もうーんと頭を悩ませる。
多分、手続きとかそういうのが終わるまで私もすることが無いんだろうけど、
でも学校ウロウロするのもなんか嫌だよなあ ..
「 .. なら僕が案内しようか」
「本当ですか！？ローズハートくん！」
ぱああと一気に顔を明るくさせる学園長の視線の先には、手を上げるリドル。
.. 正直たすかるかも。
「1人で学校を回っても効率が悪いだろう。
それに、僕も昨日予習だとかは終わらせたし、この後は図書室で時間を潰そうかと考えていたんだ。」
" 君にとっても悪い話ではないと思うのだけど。"
どうだ？と私に尋ねてくるリドルに、心の底からありがとうと叫びたくなる。
.. けど、リドルって寮長なんだよね、そんな偉い人を振り回していいんだろうか。
頼みたい反面、申し訳無い気持ちが胸を閉めていて、中々返事ができない。
すると、リドルが少し顔をムッとさせながら、
「なにか断る理由がおありかい？」
と聞いてきた。
『まさか！！！
ただ、リドルって寮長なんでしょ、なんか申し訳なくて』
.. 誰かに案内してもらわないと困るし、この中で1番頼みやすいのがリドルなのは事実だし、すごく頼みたいけど、だからこそなんだか申し訳ない、
その気持ちをくみ取ったのか、リドルは
「 僕がいいと言っているんだからいいんだよ。
なにか異論は？」
『滅相もない！』
.. イケメンって性格良いって本当なのかも。(一部を除き )
ありがとう、とリドルに笑いかけると、リドルが少し照れながら " あぁ " と返事をしてくれたから、私はもうしんでもいいと思ってる。 うん。かっこいい。かわいい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青谷(プロフ) - 倉木 勝さん» うれしすぎます ..！！！ありがとうございます ！！そう言っていただけることが本当に嬉しいです、頑張ります .. ！！ (2020年5月19日 20時) (
レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです！！これからの展開が楽しみです！！更新頑張ってください！！！！応援しています！！ (2020年5月19日 16時) (レス) id: 5a008c300c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青谷 | 作成日時：2020年5月18日 2時
