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混濁ウェーキング! ページ2

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ぱちり。








視界が開ける。
急な眩しさに思わず顔を顰めてしまうと、手が動くことがわかった。





『よかった、やっぱり夢だ。』






そう思い起き上がると、そこは知らない部屋で。

焦燥感が胸を襲い、ぐるりと周りを見渡すと、そこはどこかお洒落、というのか、個性が出てると言った方が正しいのか。

ゴシック?とやらに似た何かを感じる家具が置いてあった。




「目が覚めましたか?」




ふと横から声がして、ばっと振り返る。すると、そこにはにこにこ笑う、変なお面らしきものを被った男の姿があった。





『だれですか』






本能とやらだろうか、直感的にこの人に近づいたら危ない。という感じがして、つい後ろに下がってしまう。


それをみた男の人は、" そんな怯えないでください、貴方は私に感謝すべきなんですよ! " と言ってきた。



『感謝すべき .. ??』



どうみても私が被害者なこの図。
それでもいその人は全く!と手を腰にあててこう言った。


「覚えていないんですか?」


不満が籠った声から、この人が嘘をついているとはどうも思えなかった。

でも、私も私で本当のことなのだ。
覚えていないもなにも、本当にどうしてここに居るのか分からないわけであって。


そんな私を見て、困ったように男が言った。



「貴方、学校の庭に倒れていたんですよ。」



" セキリュティー万全のはずなのに、どうやって入ったんですか?場合によってはお縄ですけども! "

全く、とため息をはきながら私を見る男は、少し圧をかけながらそう言った。




『学校 .. ?
小鳥遊高校ですか?』


" 学校の庭 "と言われると、自分には自分の通っていた学校しか思いつかない。
でも、こんな人いたっけ、こんな部屋あったっけ?

そう思いながら聞くと、男の人は、ぱちくりと瞬きしては、 「タ、タ、タカナ .. ? 高校とはどういう意味でしょうか?」そう訪ねてきたのだ。



. . . . . ん ??




『え、高校は高校ですよ、普通の』




「はい?高校?学校じゃないのですか?」





.. だめだ、話が噛み合わない、
高校を知らない?どういうことだ?

自分が元々住んでいた街は都会な方、というより都心部であって、バレーだとかは全国大会レベルの、わりと有名な高校だし、てか高校を知らないって言うことからまず理解できないし。


?????と混乱する私を見て、何故かその男まで混乱し、慌て出す始末。







.. こっちが慌てたいよ!!!(逆ギレ)

驚愕ドッキリ!→←焦燥スリープ!



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青谷(プロフ) - 倉木 勝さん» うれしすぎます ..!!!ありがとうございます !!そう言っていただけることが本当に嬉しいです、頑張ります .. !! (2020年5月19日 20時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
倉木 勝(プロフ) - とっても面白かったです!!これからの展開が楽しみです!!更新頑張ってください!!!!応援しています!! (2020年5月19日 16時) (レス) id: 5a008c300c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青谷 | 作成日時:2020年5月18日 2時

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