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桜井凛side


淡々と照りつける太陽。ひ青々広がる青空。



見渡せば広がる田んぼ。ミーンミーンと鳴くセミたち。たまにすれ違う人は、ほとんどがお年寄り



汗をかきながら、どこまでと続く錯覚がする坂道を
登っていく



「はぁ…もう疲れた先生」




思わずへたれこむ俺に、先生が苦笑して水筒を渡してくれる



蓋を開け中に入っている冷たい水をごくごく
飲む。喉が潤っているのを感じ、ふう、とひといきついた。



山「大丈夫か?もうすぐだからな。あとちょっと、頑張ろ」



差し出される手と先生の笑顔に励まされて、よし、と心の中で気合を入れ先生の手を借りて立ち上がった



1日看病してもらったおかげでだいぶ楽になったけど、完治するまでに2日かかった



その次の日も先生は看病してくれて、先生の得意料理だと、魚の煮付けを、作ってくれた。



そして、今日俺は先生の実家に来ていた




最初誘われて戸惑ったけど、先生の話を聞いているうちにだんだんと行きたくなった



山に囲まれたのどかな町


都会で生きてきた身としてこの風景は新鮮で物珍しい。ついきょろきょろしてしまっては先生に笑われた




山「着いたぞ」


ようやく坂を登り切ったその上に家がぽつんと建っていた。



玄関に向かっていく先生の後ろをついていきながら心臓はドキドキとうるさくなった



鍵は空いていたようでガラガラと先生が扉を開けた




山「おーい、誰かいるかー」



声を張っていえば奥からパタパタと走ってくる音が聞こえ、現れたのは小さい女の子だった




長い黒髪を赤いゴムで頭の上で2つにくくった目がつっちりとした可愛らしい女の子




奈「りょーちゃん」



あどけない笑みを浮かべ女の子はそう言って見あげた



山「奈々ちゃんか…?大きくなったなー」





ヨシヨシと先生が女の子を撫でる

その様子を俺が不思議そうに見ていたのに気づき俺に向き直った


山「ああ、この子は俺の姉貴の娘で奈々ちゃんって言うんだ。今年で6歳だったかな?」



くりくりとした大きな目が俺を見上げる。
俺は顔に笑みを浮かべ、奈々ちゃんと同じ目線にしゃがんだ



「俺は桜井凛って言うんだ。よろしくね奈々ちゃん」




奈「…うん、よろしくね!」



にこっと奈々ちゃんが笑う









…一瞬睨まれたようなきがしたのは気のせいか?

。→←夏の思い出



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 , 病系
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作者名:名無し64299号 | 作成日時:2019年2月7日 4時

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