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夏の思い出 ページ34
No side
看「先生、少しよろしいでしょうか」
先生と呼び止められた白衣を着た男が足を止める
「はい、なんでしょうか」
男は笑みを浮かべた声をかけてきた看護師を見下ろす
看「あの、この患者、先生の親族の方ではないんですか?」
カルテを渡され目を通した男は驚きの表情を浮かべたあと、戸惑いの顔で看護師をみた
「ええ、多分そうです」
看「そうですか…この子がどうしても親には言いたくないと言っていたんですけど、、まだ未成年ですし、これからのことも考えていかないと…」
悲痛な面持ちをして、看護師が男を見る。
「知らせて頂いてありがとうございます。また、話し合っておきます。」
では、と言って看護師は一礼しこの場を去って行った。
「……凛…」
カルテを見つめながら、苦しみを耐えるような表情で男はポツリと言葉を零した
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作者名:名無し64299号 | 作成日時:2019年2月7日 4時