こんぺいとう (ページ21)

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チャイムがなり昼休み

どこかスッキリとした気持ちを抱え着替えた大貴と共に食堂に向かう

有「あー腹減った！お腹と背中がくっつく！」

「お前はいつも膨らんでっからわかんねーよ」

食堂について空いている席に座る。
大量に注文してる大貴を横目に軽いものを適当に頼む

有「はやくこいー！！」

「うるさいっつーの……ん？」

肩に手を置かれ、その人物を見上げてつい顔がひきつる

「副会長……」

八「ここ最近全く仕事をしていませんよね？どれだけ溜まっていると思っているんです？」

うっすらと笑っているのが逆に怖い

最近は何もやる気が起きなかったから全く生徒会の仕事をしていなかった

「ごめん、副会長…」

八「全く、文化祭の話し合いもあるんですよ？しっかりしてください」

「はい…」

文化祭は夏休みが終わってから直ぐにある。
だから、休み前から話し合わなければならない

「今日はちゃんと行くから」

八「はぁ…分かりました。絶対ですよ？」

呆れたような顔をして副会長が去っていった
今日は行かないと鬼を見るな…。

その時ちょうど運ばれてきた大量な料理に今度は俺が呆れた顔をする番だった

「食べすぎだろ…」

有「んあ？ふぁんふぁい…ふが！」

「食べながら喋るな」

食べ物を飛ばして話そうとする大貴の鼻を掴んでやれば、眉に寄せて息苦しそうにしてるのに少し笑った

放課後

俺は生徒会室に向かっていた
めんどくさいとは思うものの行かないで後で副会長に怒られることの方がもっとめんどくさい

たらたらと歩いてやっと生徒会室につき重たい扉を開いた

中には生徒会のす全員既に揃っていて3人で机を囲んで座った

「みんな早いねー来んの」

高「光が怖いからな…」

苦笑いして言う会長に何度も頷くとらそんな会長を睨みつける副会長

八「なにか文句でも？大体あなた方がしっかりしていれば何も言いませんよ」

「ごめんて副会長て！ほら、始めようよ」

伊野ちゃんの隣に座って副会長にほほえみかける

そうすれば副会長はため息をついて首を振った

八「まだ薮先生が来ていないので出来ませんよ」

あぁ、そう言えば薮ちゃんは生徒会の顧問だったなと思い出す

それと同時によく隣にいる先生のことも思い出してしまい、慌ててかけ消すように頭を振った

しかし、それを怪訝そうに会長に見られ、曖昧に笑って誤魔化した