コピー機と言われた少年

39話 ページ41

伊野尾side



俺はトイレに向かう




そして、顔を洗い自分を見つめる



みんなどんどん成長していく、



エイトなんて1日目とは大違い、




こんなに変わるものかとあせんだよ、


俺は何も変わってない、、







俺は小さい頃からなんでも出来た、

サッカーも野球もバスケも、ダンスだって


努力なしできでた、

必死に努力すんのはカッコ悪いと思ってた



そうやってなんでもそれなりにこなすうちに



俺は本気を出さないそれなりのやつになってたんだ





それでいいと思ってた



のらりくらりが俺のスタイルだって…






でも、わかるやつには分かっちゃう



こなしてるだけじゃ、その程度だって




上を目指すならそれなりのタイプじゃダメだ。



本気出さなきゃダメだ



そう、頭でわかってんだけど、



いざ、、山田や知念、エイトを見てると、俺には無理だって引き下がっちゃうんだ




本気でやろうと思ってんだよ、、




本気出して通じねぇーことにいつまでビビってんだよ





伊「ダッセーな、、」




俺はトイレを出るとエイトがいた




エイトと一緒に楽屋に戻る



山田と薮はいなくて光くんが近づいてきた





光「大したもんだな。3分でその顔に戻るって」



伊「何言ってんの、いつも通りだろ、俺。」





光「…そうだね。でも、たまにはそうじゃないいのちゃんも見てみたいな」






伊「いってくれるねぇ、みんなして」




逃げてちゃダメだ、







俺はちゃんと向き合わなきゃ、





エイトだって変わったんだ









俺だって、俺だって変われる。

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