コピー機と言われた少年

26話 ページ28

ホテルに付きまだふらつく体で着替えて横になった



知念はそのばにたたずんでいた




「知念ありがと、もう、大丈夫だから、」



そう言うと知念は俺を睨みズカズカと歩いてきて俺の胸ぐらを掴んだ




知「おまえ、あきらめんなよ！！」



「へ？」



知「もっともがけよ！！！簡単に人生あきらめんなよ！！」



「知念、」



知「何考えてんのか知んないけど諦めちゃなんも出来ない！！死んでしまったら悩むことも出来ないんだよ！！生きてたらやり直せることだってたくさんあるだろ！！！死んじゃったらなんも出来ないだろ！」



知念は泣いていた



なんで、知ってるのかは分からなかった




俺が海で溺れたその時もがくことをやめて死ぬ選択をした




知念はいとも簡単に俺の事を見透かしていた




知「なんで悩んでんならなんも言ってくれないんだよ！！僕達じゃダメなの！？」



「俺は真似っ子しかできないから、自分に出来ることがなにか知りたかったんだ、でも、簡単に行かなくて、何もしても失敗、で、わからなかった、、なんも、わかんなかった、」




知「わかんなかったら、諦めていいのかよ！お前はもうひとりじゃないんだよ！？
Hey! Say! JUMPのメンバーで1人の時とは違って背負ってるものが違うだろ！！
1人の時とは違う仲間が！！違うのかよ！
わかんなかったら僕達に相談してよっ！
まえに、前に進もうとしなくていいから、
自分に出来ることをやればいいじゃん、
今、エイトを失ったら絶対に辛い、だから、簡単にあきらめんなよっっ、」



その時思い知らされた




もう、俺はひとりじゃない。




と。





たくさんの仲間もいて、こうして俺を大切に思ってくれる人がいること。






あぁ。俺は何をそんなに焦ってたんだ








俺は、俺にしかできないことが沢山あるじゃないか




焦らなくていいんだ




今出来ることを少しずつやればいいんだ






あ、答えが見つかった

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