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49話 ページ3

次の日伊野ちゃんが目覚ましテレビが終わってから、来てくれた





俺は仮面を被り表現者になる





「伊野ちゃん!」





伊「んへへエイトぉー」




そう言って俺に抱きつく伊野ちゃん




やっぱりほっそいなー



伊「おくじょういこうよー、」




「いいよ!」



そう言って俺は立ち上がる








その瞬間






グワン






あっれ?




目の前が揺れた






伊「ん?大丈夫?」






「ん、大丈夫だよ、」




そう言うけど伊野ちゃんが二重に見えてフラフラする





俺は伊野ちゃんを安心させるために肩を叩こうとした





でも、その手は空を切った



スカッ




伊「俺はこっちだよ笑」




なんて、手を掴んでくれた





伊「大丈夫?屋上いける?」





「あたりまえだろ!病人じゃないんだから」





伊「そう?じゃあ、行こっか!ニコ」






伊野ちゃんは俺の手を離そうとはせずにしっかりと手を握って歩いてくれた




それも、ゆっくり。








屋上に着けばきれいな景色が広がっていて





あの、目眩も治って綺麗に見えた






「綺麗だね」





なんて、言うと





伊「そうだね」





何気ない話だったけど命が限られた俺にとっては大切でほんとに大切だった




その度に思ってしまう






《死にたくない》





どんなに願ったって叶うはずのない願い




俺は隠れ出す夕陽に心の中で言う




《死にたくない》







するといきなり伊野ちゃんが言った




伊「泣かないで」




「ないてなんか……」



そう言って頬を触ると濡れていた




伊「おれ、聞いちゃったんだ…エイトが助からないこと…」



「伊野ちゃん…」




俺よりなん10センチも高い伊野ちゃんが俺を抱きしめる






伊「死なせたくないっ、」






「っ……俺だって…」




死にたくない




この日から日にちを重ねる度に強くなって行った

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作者名:名無し64299号 | 作成日時:2019年2月12日 2時

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