『きゅうじゅうはち。』 ページ4
高町で同じように情報収集を繰り返し、先程の情報が確かだと分かった。
次の段階は実行者を見つけることだが、残念なことに俺の中ではもうほぼ確定していた。
しかし、俺が何をしようともこいつらは絶対に行動をやめないだろう。
という訳でゴミ山に散らばる爆発物を少しだけいじることにした。
グラディウス、お前の技術役に立ちそうだぜ。
ごめんな、「最高の爆発物」とかいう講義受けようとしなくて。ローが来てなかったら多分その話聞いてなかったから、ローにも感謝しねぇと。
クールな感じに見せようとしてても爆発物好きなのバレバレだったからなグラディウスのやつ。
ローに関しては学べるもん全て吸収する気満々だったから、何となく負けたくなかったんだよな。
効率よく爆発させる技術を逆に使って音と煙だけってのがいいかもしれねぇ。
次にどこにグレイターミナルの人を逃がすか、だが。
一応考えはあるんだが、そいつらが協力してくれるかどうか心配だな。
『初めまして。』
？「誰だ？」
フードを被ったその男を探し回り、やっとの事で見つけた。国の中心まで真っ直ぐ行ける場所にある広い港に男はいた。
確かここに天竜人の乗る船が停泊することになっているはずだ。
『俺はA。可愛い弟達の為に国に立ち向かうクソガキだ。』
？「自らクソガキと名乗るか。」
少しだけ笑った男の顔には刺青が入っていた。
『でかい船持ってるよなあんた。ちょっと人を積んで欲しいんだが。』
？「その“でかい船”はここにはないが。」
『向こう側の港、いや岬の奥深くにあるのを見つけたんだよ。あんたのだろ？』
？「…いかにも。」
『誰が聞いてるか分からねぇ。場所を変えようか。』
2人で歩いて移動し、壁沿いに到着した。
『ちょっとだけ失礼する。』
「！？」
誰もいないことをしっかり確認してから男をお姫様抱っこする。腕力ゴリラにとっては軽いもんなんで、そのまま来た時と同じように龍化して飛ぶ。
そのままコルボ山の近くの岬まで飛んだ。草地に男を下ろして龍化を解く。
？「ただの子供ではないな。」
『…だったらどうする？』
？「子供は子供だ。おれが縛るわけにはいかない。」
『やっぱり良い奴だなあんた。』
思わず笑顔になった。不器用だが信念を貫く男のようだ。
？「…さて、詳しい話を聞かせてもらう事としよう。」
『もちろん！』
どっかりと草地に腰を下ろした男は、ほんの少しだけ口角を上げてから、ドラゴンと名乗った。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
