『ひゃくじゅうはち。』 ページ24
色々と下調べを重ねつつ体の調子を取り戻すことにした。調子が戻っているのは龍化が関わった状態だけだしな。
試験は再来週の月曜日らしいので対策も十分できるだろう。
クザ「お、今日もやってるな…調子はどうだ？Aちゃん。」
『まーぼちぼちってとこかな。もっと体動かせる場所ねぇかなとは思うけどよ。』
あと対人戦がしたい、と心の中で呟く。
人がいないところでしか運動できない為、クザンがサボりに来る場所ですることにしたのだ。
『木刀振って殴る蹴るの型の確認するだけだと飽きるんだよな。』
経験者からするとものすごく罰当たりなことを言っているが、教えてくれた奴らが本能で動けって言ってくるタイプだったからどうしようもない。
クザ「おれが相手してやろうか？あ、もちろんベッd」
『それ以上言ったら張り倒すからな。てかロリコンなのかテメェ。』
クザ「悪ぃな…おれまな板に興味ねぇんだわ。」
『よし歯ァ食いしばれ。』
クザ「そう来ると思ってたよ。」
体格差の問題で首根っこを掴まれて攻撃できなくなってしまった。やっぱり読まれてやがったか。
『くっそ…離しやがれ！』
ジタバタもがいていると、ふと考え込むような表情をしてからクザンが俺を下に下ろした。
クザ「もしかして…」
『な、なんだよ。』
クザ「…BよりのA？」
『よし、お前の命は次のゴミの日までだ。』
真剣な表情になるから身構えたのに、やっぱこいつの脳みそ死んでるわ。
再びクザンに飛びかかった。身長差もあるし経験もあるからか、ひょいひょいと簡単に避けられる。
クザ「勘が鈍ってるな？」
『…そりゃ、5年も寝てりゃ平和ボケするだろ。』
クザ「ガープさんから聞いたが、あの人の孫と暮らしてたんだってな。」
相変わらず攻撃は当たらないが、少しずつ間合いが分かるようになってきた。
『そーだな。』
クザ「そりゃあ無害な子供と過ごしゃ、勘も鈍るってもんだ。」
『っ！』
露骨な煽り。さらに当たらない攻撃が続き、イライラが溜まり続ける。
クザ「丸くなったもんだな？7年前だったら1発は当たってたぞ。」
『…ふっ！』
クザ「っ！？」
バキリ、と氷が砕け散る音が響いた。よっし、一本取ってやったぜ。
クザ「…ざっとこんなもんか。そろそろ探しに来る頃合いだな。」
『は？』
俺の腑抜けた声と同時に遠くからクザンを探す声が聞こえ始めた。
クザ「ま、頑張れよ。応援してっから。」
ぐしゃり、と頭を撫でられた。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
