『ひゃくじゅうろく。』 ページ22
じゃあ俺は5年もあの島で寝てたってことか。生きた年数が18くらいになったとして…精神年齢は対して変化してないだろうから大体18くらいだろ…
『俺さ、いくつに見える？』
セン「どれだけ高くても16歳くらいだな。」
『うそん…。』
他の奴らに聞いてもそれぐらいに見える、と言われまくった結果、自分の元の歳が分からなくなって来た。
『考えるの面倒くさくなってきたな…。よし全部受け入れちまおう。それが1番簡単だ。』
5年間寝てた浦島太郎もどきって事で。
『自分の歳に関しては鯖読むか言わなけりゃいいだけの話だし、5年間止まってた情報は新聞読めば大体分かるってもんだろ。』
クザ「うわぁポジティブ。」
ボル「あっしが同じ状況になった時にこう言えるとは思えないよォ〜。」
サカ「こんな例外の塊みたいな奴と同じ状況なんぞあるわけないんじゃけぇ。」
『おいおい失礼だろ！…確かに例外の塊だが。』
確かに、こいつらに俺と同じ状況が来たら怖い。色々あったからなぁ。
セン「とりあえず、Aをどうするかだが。」
『俺、海軍に入るよ。天竜人に追われてることはとにかく、人に追われるストレスは減らしたい。』
一般人として定住すると見つかった時に大変かも知れねぇし。
つる「天竜人に追われてるって…？あの騒動の発端はやっぱりあんただったのかい。」
『騒動？』
セン「東の海と偉大なる航路を天竜人が権力を使って大捜索に打って出たことがあった。」
うわぁ…天竜人の権力すげぇ…。
クザ「女子供が海に出て簡単に生きられる海じゃないって事で、偉大なる航路で探したのは半分だけ、つまりこの場所までだったけどな。」
『もう探されてないよな…。』
つる「見つからなくて計画は流れ、その子供は死んだことになってるよ。」
よっしゃ、とガッツポーズを決める。海軍に入れば俺の身は安全だろう。
セン「簡単に入れると思うな？」
『え。』
ボル「当然、Aだけ贔屓するわけにはいかないからねぇ〜。」
つる「合格と不合格、はっきり分かれるからしっかり勉強するんだよ？」
『あぁ分かった。』
鷹揚に頷き、午後休みのおつるさんに店を案内してもらうことにした。
海兵寮があるので、そこを借りて住むことになった。俺の所持金は0だが、昔海賊を捕まえてきたのを資金に回してくれるらしい。
海軍の予算からではなく、センちゃんの財布から出たことは見なかったことにしようと思う。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
