『ひゃくじゅういち。』 ページ17
グランドラインのとある島
〜NO side〜
「なぁ、ここで本当に合ってんのか？」
「ログポースが指してないんだぞ！？違うはずがねぇだろ！」
「ログポースは1番初めに選んだ島によって一本ずつ航路が決められてるんだから、別の航路で通る島かもしれないだろ！？」
「ぐっ…！そ、それはそうだが…！でもこんなカームベルトギリギリの場所にある島なんだぞ！？めちゃくちゃ怪しいだろ！？」
4人の男が碇を下ろしながら口論していた。
「それに関しては確かに…！でも普通の島だったらどうするんだ！？ログポースの指す島じゃないんだから次の島まで食糧が間に合わないかもしれないだろ！」
「この島は生き物がいそうだから問題ねぇだろ！」
「うるっせぇんだよお前ら！碇下ろしたんだから上陸するに決まってんだろうが！！」
「えー、まぁそういわれたらそうなんだけどさ。」
対等な関係らしい男たちは見るからに人がいそうにない島に上陸した。
森の奥へとどんどん進んでいくと、二十分ほどで視界が開けた。
「…なんだあれ…。」
「デカイ、よな。」
「距離感掴めねぇなー。」
「ありゃ死んでんのか？」
島の中心部には中心部が深く抉れた直径500メートルほどのクレーターが存在していた。
その中心部には元々は金色だったであろうくすんだ色のドラゴンが横たわっていた。
「腹のあたり動いてない様に見えるな。」
「ここにくるまでデカイ動物見なかったからなー。」
「食糧には十分だな。」
「鮮度確認して解体するってのはどうだ？」
目の前に転がる巨体を食糧として解体することが4人の中で決定した。
彼らは賞金がかけられるほどの手練れの海賊だった。何度も死線を潜り抜けて来たこともあり、大して身構えることもなく死んだドラゴンに近づいた。
「この鱗、埃を被ってるだけで磨けば金色になるみたいだ。こりゃあ金になるな。」
「単純に見ても体長100メートルくらいはあるな。」
「これぞ宝の山だな！」
「闇市で売れば数億は下らないかもしれない。」
近づいても反応しないドラゴンに安心しきった男たちはついにドラゴンに刃を入れ始める事にした。
しかし、どれだけ剣を刺そうが鱗の間にダガーを突き立てようが身を切った様な感触を感じられなかった。
「どう言う事だ…？」
「こっちの剣は全部刃こぼれしちまったよ…全く、高い剣だったんだがなぁ。」
「ダガーが抜けなくなっちまった…。」
「一旦船に戻るか？」
男たちは口々に相談し始めた。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
