『ひゃくはち。』 ページ14
ルフ「ドグラが帰ってきたぞー！」
パタパタと中に入ってきたルフィは嬉しそうにドグラを連れて入ってきた。ドグラは今にも死にそうな顔をしている。
昼に港であった出来事をドグラは語った。船に乗っていた子供がサボだった事、天竜人に砲撃された事、船が木っ端微塵になった事。
『っ…！！』
大きな怒鳴り声と共にドグラの胸倉が掴まれ、床に叩きつけられる。
エー「ウソつけてめェ！！冗談でも許さねェぞ！」
ドグ「冗談でもウソでもニーんだ！おりにとっても唐突すぎて…この目を疑った…！夢か幻を見たんじゃニーかと！サボは貴族の両親に連れて帰らりたって…ルフィ言っティたなァ。おり達みティーなゴロツキにはよくわかる。帰りたくニー場所もある！あいつが幸せだったら…！海へ出る事があったろうか！海賊旗を掲げて一人で海へ出る事があったろうか！」
泣きだすルフィ。
あの時助けに行っていれば。それだけが頭の中で回り続け、後悔しかない。
ルフ「…サボ、幸せじゃなかったんだ…！」
エー「何で奪い返しに行かなかったんだ。俺達は」
なんで助けなかったんだ。俺は。
ドグラに掴みかかって怒鳴りちらすエース。
エー「サボを殺した奴はどこにいる！おれがそいつをブッ殺してやる！あいつの仇を取ってやる！！」
ドアに向かって走り出すエース。
止めようとする手下の制止も聞かずにそのまま外に出ようとした。
今まで寝転んでいたダダンが突然起き上がってエースの頭を掴み、床へ思いっきり叩きつぶした。
ダダ「やめねェか。クソガキがァ！！！」
エー「…！どけてめェ！」
ダダン「ろくな力もねェクセに威勢ばかり張り上げやがって！行ってお前に何ができんだァ！？死ぬだけさ！死んで明日にゃ忘れられる！それくらいの人間だお前はまだ！サボを殺したのはこの国だ！世界だ！お前なんかに何ができる！お前の親父は死んで時代を変えた！それくらいの男になってから死ぬのも生きるのも好きにしやがれ！！」
ダダンは息も絶え絶えにそう叫んだ。
その間何度も地面に叩きつけられたエースは血だらけになっていた。
ダダ「おい！このバカを縛りつけときな！」
「へ…ヘイ！」
ルフィ「………。サボ〜〜〜〜〜！！」
ルフィが悲痛な叫び声と共に泣き始めた。
大木に括り付けられたエースと、森に響き渡る程の大声で泣くルフィ。
エー「うるせェな！男がめそめそ泣くんじゃねェ！ルフィ！…ハァ…ハァ…」
いつもは泣き止むルフィも今日は泣き止まなかった。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
