『ひゃくご。』 ページ11
「ねぇ、ヴァナタ何者なの？どこの子？」
『…。』
俺が堂々とドラゴンの後ろでびしりと決めて象徴らしくしていると、俺に聞くのを諦めたらしく、オカマさんはドラゴンに聞くことにしたらしい。
「…それにしても、ヴァナタよくこんな“東の海”の辺境の国にアンテナをはっていたわねェ…。ここに何か想い入れでもあっティブルの？」
ドラ「この国こそ世界の未来の縮図だ…いらぬ物を泡汰した世界に幸せなど待ってはいない…！いつの日か必ずおれはこの世界を変えてみせる」
強い口調でドラゴンがそう言った。
ドラ「こんな国にも子供達は生まれて来るのだ…！」
言葉の端々からこの国を変えたいという気持ちが滲み出ていた。
ドラゴンは一歩前に出て片手を大きく天へかざした。船の前まで避難した住人達は魅入られたように釘づけになる。
ドラ「自由の為共に戦う意志のある者はこの船に乗れ！」
大きな歓声と共に、グレイターミナルの人々を乗せた船はこの地を離れようとしていた。
『自己紹介はしねぇが、あんたらのことこれからも応援してるぜ。ドラゴンには多少言ったから向こうに聞いてくれや。』
「ヴァナタねぇ、適当すぎない？敵が味方も分からない相手を船に乗せてる状態なのよヴァタシ達は。」
ため息をつくオカマ。確かにそうなるよな。
『敵ならドラゴンが殴り飛ばしてるだろ？一応アポは取ってんだわ。ま、縁がありゃいつかまた会えるだろうよ。…またな！』
海岸から離れ始めた船の甲板で別れを告げて空へと舞い上がった。少し劇的にしすぎた気もするがまぁよしとしよう。
ドラゴンに電伝虫の番号渡しといたから問題なし。縁があったら、というか縁を繋げておいた。
コルボ山に帰ってみると、まだエースとダダンが帰ってきていなかった。
包帯でグルグル巻きになっているルフィが無理矢理動こうとして山賊達に怒られていた。
マグ「まーまー待てルフィ！そんな体でどこ行くんだ」
ルフ「エースとダダンを探しに行く…！」
「無茶言うな！」
「傷が深い。まーまー安静にしてろ！」
ドグ「今ゴミ山の方は火事の後処理で軍隊が大勢ディ回ってる。「後処理」っチーのは焼けたゴミの一掃と“生き残りの処理”も含まりてるんだ、今、行けば殺さりるぞ！」
ルフ「…でも…エースに会いたい…！きっとサボも心配してる…！」
『俺が行く。お前はここで大人しくしてろ。エースとダダンは絶対に帰ってくるから。』
にっ！と笑ってルフィの頭をなでてやり、家を出た。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
