『きゅうじゅうろく。』 ページ2
バタン！！！
ルフ「A〜〜っ！！！」
『どうしたんだ？こっちの家に来るなんて珍しいじゃねェか。』
ガープが出港してから5日が過ぎたある日、ルフィが大声を上げながら帰ってきた。
数週間ほど前、独立するとエースが言うんで俺達4人で木の上に家を作った。その後3人はダダンの家に寄ることがほとんど無くなっていたはずだ。
俺は家事があるからしょうがなくダダンの家に通っているんだが。
ルフ「サボがっ……！！」
『おう。いないな。』
ルフィの後ろには思い詰めた顔のエースが立っているだけだ。
エー「サボは…あいつのオヤジに連れて行かれた。」
『…詳しく聞かせろ。』
2人が酷い目に合わないように、サボは自分から高町に戻るという交換条件を出したらしい。
ついでにブルージャムから荷物をゴミ山の至る所におく作業を手伝うように言われたようだ。
新聞とゴミ山での情報収集が間に合わなかったのが痛いな。
『とりあえず今日のところは飯食って寝ろ。心配なのは分かるが、子供がどうにか出来ることってのはほんの一握りだ。』
2人の頭をぐしゃぐしゃと撫でてやり、完成した夕食を振る舞った。
葬式のレベルの雰囲気の重さだが、食べる速度はいつもと同じだ。食べ終わると2人はすぐに自分達で作った家に帰っていった。
『詳しい情報収集に行くとするか。』
鞄の奥底で眠っていたお面を取り出し、分厚くて大きいマントを着て俺は出掛けることにした。リュックも背負って準備完了。
『…ダダン。』
ダダ「なんだい。」
出かける準備をしている時に後ろで様子を見ていたダダンの方を振り返る。
『じいちゃんには内緒だぞ！』
全力の笑顔をダダンに向けてから出発した。
なんか言ってた気がするが、数秒前から走り始めていた俺の耳には届かなかった。
マントとお面、ついでに木刀を背負う。久しぶりの重さを感じつつ木々の間を縫ってグレイターミナルへと走った。
髪の色が目立つんでしっかりとまとめて縛り、マントの中に入れる。身バレは防がねば。
さて、どうしようか。街の中で情報収集するのが先か、グレイターミナル内で情報収集するのが先か。
今までグレイターミナルで動いてたんだから街に行くのを先にするべきだな。
目の前にある高い壁を越えればすぐそこが端町、その奥に中心街、そしてその中心に一段と高い壁があり、その中に高町がある。
人を格付けて隔離することで、東の海で1番綺麗な国であるとうたっているなんて馬鹿みたいだと思う。
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インドア女子(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅ！！！色々ありましてしばらく更新をお休みしていました！！お正月までには4まで仕上げて投稿する予定です！！頑張ります！ (2020年12月6日 17時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年11月23日 1時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2020年2月2日 12時
