『はちじゅうはち。』 ページ43
「麦わら帽子のガキだ！昼頃からずっとポルシェーミさんに殴られ続けてるってのにガキ2人の情報を吐かねぇんだよ！
『…今すぐその場所に案内しろ。』
「…は？」
『早く！』
声を荒らげて俺はその男を急かした。昼頃から日が暮れるまで少なくとも3時間はあったのに、それを未だに耐え続けている。
『…ついでにひとつ聞くが、あんたが探している2人のガキの名前はなんだ？』
「最近よく聞くあいつらに決まってるだろ！？サボとエースだ！」
エース。ここで、よく聞く名前に出くわすとは思ってもみなかった。朝早くからここに来て金を盗んでたのかよあいつ。
生きるために悪いことするのはしょうがない事だとは思うが、エースは食うものに困ってないはずだ。
『くそっ！！』
思わず悪態をついてしまい、前を走っていた男がビクリと肩を震わせた。すまん、悪気はなかったんだが。
「あそこの家だ！」
『おう、案内ありがとな。…ゴメンな。ちょっと寝てろ。』
ゴッ…！
背後から木刀で頭部を狙うなんて不意打ち極まりないが、中に突入した後に入口を塞がれると困るので、俺はしょうがなく殴った。
気絶した男を適当に転がしていると視界の端を2つの影が通った。
そんなことを気にする間もなく、俺がその建物に向かって走り出すと、目の前で建物の扉とその付近の壁が破壊され、一気に光が外に漏れた。
どうやらさっきの影に先を越されたらしい。
どうにも腹が立つので、建物の周りにいた部下たちを片っ端から気絶させまくった。
増援が来なくなったので、建物内に入ってみるとエースと金髪少年とルフィの3人がいた。
サボ「逃げるぞエース！！！」
エー「先に行け！！！」
サボ「！！？バカお前…！！」
エー「一度向き合ったらおれは逃げない…！！」
『おーおー元気なことで…。可愛い年下いじめてくれたお礼、させてくれるよな？』
エースがボスっぽいやつと対峙している間に俺は周りの部下たちを見やりながら笑顔でそう言い放った。
「ひっ。」
『まぁ、遠慮せずに受け取れよ？俺の怒り。』
2人で苦戦しながらボスっぽいやつを倒すなか、おれはサクッと部下たちを気絶させ終わったんで、ルフィの様子を見に行った。
2人の様子をぼうっと眺めていることと、全身が血だらけなこと以外は問題なさそうだ。
2人もかなり善戦し、数分後にはしっかりと気絶までさせていた。俺としても個人的に腹が立っていたのでそいつの横腹を強めに蹴ってスッキリしておいた。
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
