『ななじゅうなな。』 ページ32
『あー…あのさぁじいちゃん…エースって誰…？』
ルフ「イデデデ！！くっそー、おれゴムなのに何で痛てぇんだ！？離してくれよじいちゃん！！」
うん、遮られるとは思ってた。
ガー「お前を生ぬるいフーシャ村に置いたのは失敗じゃった。」
無視されるだろうなーとも思ってた。…別に泣きそうになってなんかねぇし。
どうせ今からそこに行くんだろ。生ぬるくない所で暮らしているエースとかいう子供の所に。
俺はのんびりスローライフを願ってんだけど、多分無理なんだろうなぁ。
しばらくじいちゃんに担がれ、じいちゃんとルフィの会話を聴きながら揺られていると、開けた場所に出た。
そこに大きい一軒家があった。大量の洗濯物が木々の間に張られたロープにぶらさがっていて、掛かっている服から察するに、山賊か何かが住んでいるんだと思う。
多分、俺一人で来てたら近づきもしなかっただろうな。むしろ物見櫓のある家に近づきたいやつがいたら教えて欲しい。
ドンドン！！
ガー「ダダン！！出て来い！！！」
今俺の脳内でじいちゃん無敵説が浮上してる。
あっ…“英雄”ガープだったわ。元々無敵か。
ダダ「ガ…ガープさん！！ホントもうボチボチ勘弁しておくれよ！！エースの奴もう10歳だよ。」
「こり以上我々じゃ手に負えニーよ！！引き取ってくりよ！！！」
やっぱり山賊じゃん…まぁ、じいちゃんが海軍だから、ルフィやエースとやらを世話する代わりに見逃してもらってるんだろうな。
山賊さんどんまい…。
ダダ「えええ！！何すかそのガキンチョども！！もう二人増える〜〜！？ガープの…あ！！ガープさんの孫ォオ〜〜！？」
一応俺はじいちゃんの後ろで大人しくしとこ。好奇心でうずうずしてるけど、まぁ初日くらいは大人しくしといて損はねぇだろうし。
ガー「よし…じゃあ選べお前ら。ブタ箱で一生を終えるか、こいつを育てるか。目をつぶってやってるのは星の数だ…！まぁ、Aは問題ないだろうがな。」
『じいちゃん！？問題ねぇってそんな簡単に…！』
あ、いいなルフィ。勝手にフラフラ出来るんだから子供っていいよな…。あ、俺も子供か。これからはもっと自由に行こうかな。
ダダ「そりゃまー捕まるのもやだけど、時々監獄の方がマシじゃないかって程、エース一人で参ってんのにそれに加えてあんたの孫って…どうせ怪物みたいなんでしょ！？あのガキもその娘も！」
子供の世話が大変だってことがよく分かるよなぁ…苦労してんじゃんダダンさん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
