『ろくじゅうに。』 ページ17
『なぁじいちゃん。久しぶりにみかん食べたい。煎餅飽きた。』
ガー「そうか？煎餅うまいじゃろ！？」
うん、美味しいんだけどな。飽きるんだわ。
『ボガードさーん。みかん食べたいー。』
ボガ「…近くの島で聞いてみよう。」
多分、ボガードさんは俺とじいちゃんダブルで苦労してる。まぁ、やめる気は無いけど。
ボガードさんはかなり凄腕の剣士なんだと思う。甲板で他の海兵に頼まれて一緒に訓練してることがあるけど、周りの海兵とは動きが違う。
2週間この船に乗ってるんだが、まだあと2週間はつかないらしい。やっぱり海って広いんだな。
次の島に上陸した時、ボガードさんは店の人にオススメを聞いてきたらしく、綺麗なみかんを買ってきていた。
ボガ「ココヤシ村のみかんがオススメのようで、10箱ほど購入してきた。A君も好きに食べるといい。柑橘類は海の上で重要だからな。ちょうど良かったところだ。」
『あ、うまい！…ココヤシ村かぁ。いつか行ってみよっと。そんで、感想伝えてぇな。』
形も整ってるし美味しいし、食べて良かったって思えるレベルだわ。
ガー「お！美味いのう！！」
『な！？これはいける！』
その後、海兵にも人気になり、1週間ほどでみかんはなくなった。冬のこたつで食べるみかんの減る速度と同じくらいだった。…他の海兵に拡散してもらおうかな。
みかんを食べきった1週間後に、船はじいちゃんの故郷であるドーン島に到着した。
本部を出発してからここに到着するまでずっとじいちゃんの孫の話をされまくってきたから、なんとなくどういう子供かは分かってるつもりだ。
『それじゃあ、じいちゃん、ボガードさん、行ってくる！あと他の海兵さんも！』
ガー「ぶわっはっはっ！元気でな！A！！」
じいちゃん達は送ってきただけなので、もう出発するらしく、俺が船から降りるタイミングで軽く物資の補給をしたあと、すぐに出発した。
『さてと。…村長さーん！！！』
村長「…なんじゃい。大きな声を出さんでも聞こえとるわ。」
やっぱり近くにいたか。海軍がきてるのに挨拶しに来ないわけがないんだけどな。
『こんにちは村長。俺はA。住み込みで働けるところってないか？』
村長「最近の子供は年寄りに対する敬意がなっとらんな！特に口調が！」
『…あはは。』
「…あら。こんにちは村長さん。どうかされたんですか？」
村長に愛想笑いを返していると、綺麗な女の人が来た。この村の人はみんないい人そうだな。
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
