『ごじゅうろく。』 ページ11
さて、どこから探そうかな。
ガチャ。
『失礼しまーす。』
サカ「普通はノックをしてから入ってくるもんじゃけぇ…！！」
うわぁ。ボコボコしてらっしゃる。そういえば地味に暑いなこの部屋。
ん？サカさんから出てるあれ、マグマじゃね？当たったら死ぬじゃん。
『ごめんサカさん！！今度からは気をつけるから許して！？今さ、センちゃんのためにクザン探してんだけど知らね！？』
焦りつつサカさんに要件を伝えると、無言でマグマをしまってくれた。…良かった命拾いした。
サカ「…どうせいつも通りのサボりじゃ。気にするだけ無駄じゃけぇ。」
『あはは。別に俺はクザンを気にしてるわけじゃないんだけどな。センちゃんの頭皮…いや、胃を心配してるだけだ。』
しっかりと胸を張って答えておいた。絶対にセンちゃんは胃薬をラムネ菓子のレベルで飲んでる。
サカ「…そうか。…海兵の話ではあのアホは自転車で脱走を繰り返しとるらしい。」
『よっしゃ！ご協力感謝します！…ありがとなー！サカさーん！！』
目星がついた俺は、キリッと敬礼してから勢いよくサカさんの部屋を出て走り出した。扉が閉まる直前にため息が聞こえたのは気のせいだと思いたい。
そういえば、なんでクザンは自転車で脱走を図るんだ？いや、図れるんだ？の方が正しいか。
自転車に乗るにしても、押してく時間は出来る限り少ない方がいいから海に近いとこだよな。
クザ「お。Aちゃんいい所に。」
『みぃーーーつーーけたぁぁぁ！！！！』
クザ「え、何、どしたのAちゃん。」
俺の勝ちぃぃぃ！！！！とガッツポーズをしながら叫んでいると、クザンにドン引きされた。
クザ「Aちゃん怖ぇ…人格崩壊…？あ、もしかしてドッペルなんちゃら…？」
『そこまで怪し気な目で見てくんなよ！！？俺だっつうの！失礼な奴だな！！』
クザ「あ、やっぱしAちゃんだ。」
おいコラ。そこで分かるのおかしくないか？
クザ「口悪い女の子なんて、おれはAちゃん以外知らねぇから。」
『さりげなく酷いこと言ってんじゃねぇよ。…あ、もしもし？センちゃん？いたぞ。今から捕獲して連行する。』
電伝虫でセンちゃんに電話をかけて報告したら、後ろでクザンが戸惑ったような声をあげた。
クザ「え、それっておれの話？今から捕獲されんのおれ。」
『当然だろ？センちゃんが困ってるじゃねぇか。ほら、さっさと帰るぞ。』
▶クザンは奥の手を出した！
クザ「…パフェ。」
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インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
