『きゅうじゅうよん。』 ページ49
エー「海賊になる時、同じ船の仲間にはなれねェかも知れねェけど、おれ達4人の絆は“兄弟”としてつなぐ！！どこで何をやろうとこの絆は切れねェ…！」
保護者として過ごしてたつもりだったが、やっぱり兄弟っていいもんだよなあ。
3人との距離が近づいた感じがする。
エー「これでおれ達は今日から兄弟だ！！！」
「「『おう！！！』」」
4人同時に盃の中の酒を飲み干して笑いあった。
たった一口で酔っ払う事はない筈だが、念のため1時間ほど遊んで体を動かしておいた。
自分の飲める量を理解した上で飲むようにと3人に教えるいい機会だった。
それから数ヶ月の間俺達4人は遊びまくった。俺が町に出ると目立つし余計なことしか起きないので山の中で遊ぶ時だけだが。
たまにダダンの酒を買いに行かされる時にマキノさんに弟3人の愚痴を言っていると、じいちゃんには内緒でコルボ山に登ってきて3人の採寸をしてくれた。
新しい服に大喜びの3人を見てほっこりしたのは言うまでもないが、あっという間に汚してしまう3人に呆れ返ってしまった。
じいちゃんがふらっと帰ってきた時に3人揃ってしごかれていて笑いそうになっていると、素晴らしい笑顔のボガードさんが後ろに立っていた。
ボガードさんと何をしたのか覚えてないが、海兵さん達があり得ないものを見る目で見ていたのでよほど酷かったんだろうなと察した。
数時間後に出発するという時にじいちゃんに呼ばれ、ついていくとコルボ山の人気のない場所にたどり着いた。
『もうそろそろ出ないとボガードさんが怒るぞ？予定が狂うと困るんじゃないのか？』
ガー「そんなの待たせておけばいいわい。そんな事より重要なことがあるんじゃ。」
『…おう。』
ガー「電伝虫持っとるか？」
『あるぞ？』
ガー「センゴクに掛ける。」
どうやら忘れてきたらしく借りたかったらしい。懐から出して手渡すと慣れた手つきで電話をかけた。
〈もしもし〉
ガー「こちらガープ。例の件についてなんじゃが。」
『久しぶりセンちゃん。例の件って？』
〈…Aか。天竜人を知ってるか？〉
『ある程度の概要は。』
だってドフラミンゴが…って続けそうになって地味に焦った。
〈そうか。天竜人が東の海を視察中だという事は？〉
『知らなかった。』
〈…新聞を読め新聞を…！…天竜人に関わると面倒なことしか起きない。彼らが近くにいる以上、今までよりも目立たず関わらないように。〉
『分かった。』
〈以上だ。〉
ツー…ツー…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 170人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
インドア女子(プロフ) - コメントありがとうございますー！これからも頑張っていきますので、ぜひともお楽しみください！m(_ _)m (2019年8月14日 20時) (
レス) id: 5407537a6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - うにゃー！めっさええとこで終わってしもうた！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年8月13日 19時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：インドア女子 | 作成日時：2019年5月4日 13時
