ワンピの世界に転生した女子のよくある話 PART１ (ページ44)

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『よんじゅういち。』ページ44

『…ちょっとこいつら近くの海軍支部まで送ってくるわ。』

わざわざ一緒に連れてく必要ないしな。

ドフ「気をつけていけ。」

ベビー5「いってらっしゃい！」

『おう、行ってくる。』

…俺が勝手に出かけることに対して、もうみんな慣れたらしい。他の奴らも口々にいってらっしゃいって言ってくるし。

え、ちょっと待って。3週間後このテンションで送り出されたらどうしよう。

今送り出してくれてる人全員、「ま、すぐ帰ってくるだろ」的な雰囲気出してるんだが。

3週間後に出発したら、俺もう成人するあたりまでこいつらに会うつもりないのに…いや、ベビー5には個人的に会いたいけども。

今回出かける用件が軽いから、まぁしょうがないということにしておこう。うん。

『…ただいま。』

ベビー5「おっかえりー！」

バッ「おかえりだすやん！」

ドフ「遅かったな。」

そりゃあ、3週間後のことを考えてばっかりでほとんど上の空だったからな。あ、もう2週間後か。

1番近くにある海軍支部に到着した時、なぜか初めに捕まえた人数の2倍になってた。ついでに、そうなったら経緯を全く覚えてない。

『…色々あってな。』

覚えてないけど。

ベビー5「前みたいにお金、減らされてる？」

『あ、そーいや見てなかったな。一緒に見るか？』

ベビー5「もちろん！」

バッ「見るだすやん！」

元々どれくらい貰えるのか知らないから、減ってるとか増えてるとか分かるわけないけどな。

ベビー5「いち、に、さん、し、ご…。」

バッ「きゅうじゅうはち、きゅうじゅうきゅう、ひゃく！ちゃんと揃ってるだすやん！」

あ、1束ずつ数えてくれるんだ。バッファローはちゃんと100枚なのか数える係なんだな。

10分くらいかけて2人が数えてくれた。…あとからみんなで数えることになったから2人じゃないか。

ベビー5「9000と800…9800万ベリー！Aはほんっとにすごいよ！」

ドフ「四捨五入すりゃ1億…。普通の10歳のガキが稼げる金額じゃあねぇな。フッフッフ！！さすがはAだ！」

200万を四捨五入する気持ちが分からん。200万って大金だと思うんだが。そりゃ、1億弱稼いだやつが言うセリフじゃないことは分かってるけども。

あの、海軍さんや。もっと賞金減らしてくれてよかったぞ。…急に金持ちになっても困るだけだな。

グラ「どうした、A。」

『いや、この金をどうしようかな。と思ってさ。』

俺、物欲そんなにないんだよなぁ。ほんとどうしよう。この金。