ワンピの世界に転生した女子のよくある話 PART１ (ページ39)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:137,824 hit

『さんじゅうろく。』ページ39

ベビー5「えぇー！私達本名教えたじゃない！！ノリ悪～い！楽しくない！」

『楽しくな～い！』

ロー「別に興味ねぇよ！てかお前は乗るな！お前だって言ってねぇだろ！」

ローが噛み付いてきた。ここまで表情筋が動くようになったのはいい事だと思う。

ロー「楽しんだってどうせおれは死ぬんだ。」

ベビー5「だいぶ白いとこ増えてきたね。」

ロー「あと1年持つかな…。おれの計算より死期早ェかも。」

バッ「それより本名あるなら教えろだすやん！！2年前コラさん刺したの若にチクるぞ！」

脅しは良くないと思うぞ。俺も興味はあるけどな。

ロー「先に言えよ。A。」

『分かった分かった。本名っていうか、フルネームでいえばいいんだろ？俺の名前はアスタロト・D・Aだよ。』

ロー「トラファルガー・“D”・ワーテル・ロー。…本当は人に教えちゃいけねぇ名前なんだ…！お前らみたいにコードネームじゃねェから、別に変わらねぇよ。Dは隠し名、ワーテルは忌み名で…うちの家族は代々…。」

ベビー5「なんだ。あんましおもしろくない。」

バッ「ホントだすやん。」

ロー「お前らがしつこく聞いたよな！！」

子供ってそういうところあるからな…。聞いといて興味なくす、地味にイラっとくるやつ。

がっ！！

ロー「わっ！！！」

『うぎゃっ！！？』

コラさんが来て俺を右手、ローを左手でつかんで持ち上げて、そのまま路地裏に連れていった。

ドサッ…！！

『ぐぇっ…。いたたた…。』

ロー「なんだよコラソン！！やんのか！？」

コラ「さっきの話は本当か…！？」

ロー「え…？誰だ…？」

きょろきょろしているが、見ていて面白かったので放置した。

コラ「隠し名D…それが本当なら出て行け。ドフィから離れろ！ロー、お前は…！あいつと一緒にいちゃいけねェ人間だ！」

混乱しているローがうるさかったからか、コラさんは防音壁を張った。その後、俺に話してくれた内容の一部をローにも話していた。まぁ、俺が聞いたことない話も混じってたけどな。

ロー「お前が“喋れること”、“能力”、ドフラミンゴに全部喋ってやる！！」

コラ「よせー！！！」

ロー「追い出されるだけじゃ済まねェだろうな！」

コラさんの制止も聞かずにローは走り出した。コラさんが攻撃に出たが、ローはうまくかわして転ばせた。

『おぉー。なかなかできるようになったな。』

コラ「教えたのお前かよ！」

手のかかる奴だ！と言いながらコラさんはローを追いかけて行った。