『さんじゅうご。』 ページ38
ジョ「若様、ローを捕まえて来たざます!!急に脱走する気になった様ざますね!!」
マッ「港まで逃げてたイーン!!」
ロー「……。」
30分ほどでジョーラとマッハバイスはローを見つけて帰って来た。
ドフラミンゴは、連れ戻されて来たローに用件を伝えた。
ドフ「ロー…お前をここへ呼んだのは他でもねェ。お前を正式に“ドンキホーテ海賊団”の一員に迎える事にした…!」
ロー「!!?」
ドフ「最悪の体験から生まれるその無類のクソみてェな目つき!!!お前には“素質”がある!!」
ロー「……………!?」
ジョ「オホホホ!見込まれたわねあーた!!若様は将来を見抜く男よ!」
ロー「…将来を見込まれても……どうせ3年後におれは死ぬ……!!」
ドフ「フフフッ!!…それはお前の運次第!!」
あー。まだ話終わらねぇのかな。俺、腹減ったんだが。
ドフ「ウチは闇取引が専門でな。“悪魔の実”も取り扱ってる。…実の能力ってのは時に人知を超える。お前の病気を治せる能力もあるかも知れない…!!」
ロー「“悪魔の実”…!」
ドフ「お前が運を持っていれば、リミット3年の間に流れてくる“悪魔の実”に命を救われる可能性はある。おれはお前を…10年後のおれの“右腕”として、鍛え上げてやる!!」
というやり取りを、俺は壁際で邪魔にならないように聞いていた。まぁ、腹がなりそうになってものすごい焦ってたからまともに聞いてないけど。
『良かったなーー!ロー!!』
ロー「うわっ!?こっち来るな!!」
『嫌がってんじゃねーよ!』
ロー「うるっせぇ!知るか!」
話が終わった後でローに抱きつきにかかると全力で嫌がられた。
まぁ、そんな感じでローがファミリーになってからあっという間に2年が経った。
年でいうと、俺は10歳でローは12歳だ。
2年間であったことといえば、1000万ベリーの賞金首のウェリントンとかいう海賊をローとベビー5が2人で倒そうとしたことだな。
俺は2人に手出しするなって言われてたから後ろの方に居たんだが、2人ともかなり手こずって、ボロボロになってた。
ドフラミンゴが、ネクタイ緩めてため息つきながら助けたのがちょっとイラっときた。イケメンはとりあえず滅べばいいと思う。
ベビー5はしばらくドフラミンゴの足にしがみついたままだったし、ローもこっそり泣いてたし、かなり珍しかった。
その頃に俺がしてたことは、いつも通りタバコの火が燃え移って火だるまになってるコラさんの消火活動だからな。
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作者名:インドア女子 | 作成日時:2019年3月29日 22時