ワンピの世界に転生した女子のよくある話 PART１ (ページ19)

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『じゅうご。』ページ19

ベビー5はそういうと左手を拳銃に変化させ、海に向かって撃った。

『すっげぇ！！かっこいいな！！』

ベビー5「うちのファミリーには他にもたくさんの能力者がいるのよ！

ふふん！と自慢げにしているところまで可愛いなこの子。そこからしばらくファミリーの自慢話に付き合わされたけど、ファミリーの人の名前と特徴を覚えられたから結果オーライってことで。

その日の夜、部屋でゴロゴロしているとドアが開いてピンモフが入ってきた。

『ん？早かったな。いつもは俺が眠気に襲われてからなのに。』

ドフ「早く用事を終わらせただけだ。…で、お前は能力者なんだな？」

『ぽいな。』

ドフ「…チッ。余計に攫われる確率が上がっちまったじゃねぇか…。」

舌打ちすんなよ。てか余計にってなんだ。俺、あの島にいたら攫われることすらなかったんだからな。

ドフ「お前には万全を期して護身術を教える。…剣術、体術、砲術、教えられることは全て叩き込んでやる。」

あ、ドSの人ですか。…今からでも帰ろうかな。

『お手柔らかに…。』

ドフ「断る。お前はどんな世界なのか気になるんじゃなかったのか？」

『う、それはそうだが。安全に、かつ平和的に、の話であって。』

ドフ「その能力と個人的な力量があれば、安全だと思うが？」

『あぁもう！わかったわかった！！やるやる！だから論破してくんのやめろって！』

海賊の論破って腹立つな。そして嬉しそうにしてんじゃねぇよ。あくまでも護身術だからな。

その日から悪魔の実とはどういうものなのかを教えてもらい、変身する練習を繰り返しさせられることになった。

俺が食べたのはゾオン系というらしく、三段変形だとか言っていた。人型、獣人型、獣型の三段階だそうだ。

慣れるためにといっても、船の上でやってもいいのかが気になるが船長がやれって言ってるんだから遠慮はしない。

獣型になった後に人型に戻る練習を繰り返しつつ、海の方に出て遊んでみる。たまに遊んでいるのがピンモフにバレて怒られるが、別に気にするほどのことじゃない。

ベビー5「本当にすごいよね！A！ファミリーにはパラミシアとロギアしかいないから、すごいと思う！！ドラゴンって本当にいたんだ！」

目をキラキラさせながら見てくるあたり反則だと思う。可愛いは正義。

小学生男子のロボだー！忍者だー！と同じであっても、可愛さはこっちの方が数倍はある。

『もーまじで可愛い！』

俺がハグをするとベビー5は嬉しそうに笑ってくれた。